意識的に激し過ぎる波に乗って流されてみる。~デジタル・ゴールド--ビットコイン、その知られざる物語~


 

2017年6月前後、VALUというサービスが流行った。トレード経験もなく、ビットコインを触ったことのない人たちが、本当に気軽に、まるでゲームをプレイするかのような感覚で、遊んだ。

 

それはまるで宝探しのようで、自分が見つけ出したレアカードが、驚くべき価値をつけた。面白いものが好きで、フットワーク軽く動いた人たちが、この恩恵に預かっていた。ただのゲーム感覚で始めたVALUによって、ビットコインと出会った人たちが、仮想通貨、暗号通貨の世界に入っていく。

 

時を同じくして、アルトコインブーム直後、イーサリアム、リップルなどを保有していた人たちが、何倍、何十倍に資産を増やし、億り人となったという伝説が、ツイッターで雨後の竹の子のように現れてくる。そしてまた同時に、ICOブームが訪れ、一攫千金を夢見る人たちが、とてつもない熱狂を生み出していた。それも世界中で。

 

IoT、ロボット、AI、VR、同時多発的に、とてつもない技術進化が起こっていて、人類史上、類を見ない速度で、世界が変わり続けている。

 

あらゆる分野に精通し続けることは難しいかもしれないが、意識的に、この激しい潮流に、乗ってみて、流されてみて、と、自分の経験値にしていきたい。非脆弱性を育て上げていくことを楽しんでいこう

 

 

”現代社会でもっとも強大な制度に戦いを挑もうとする性質から、熱狂的支持者は当初からビットコインをユートピア的な言葉で語ってきた。インターネットが巨大メディア組織から権力を奪ってブロガーや異端分子にそれを与えたように、ビットコインは金融機関や政府から力を奪い、個々のユーザーに与える、と。”

 

 

”ブロックチェーンは単なる技術じゃない。社会現象よ”