必要なのは、常に前進しているという意識


 

つい先日、半年弱を予定しているインターン生(大学生)が訪越。ローカルのレストランで食事をしながら、海外インターンシップを志望した理由や、このインターンにかける意気込みなどについて話をした。
卒業後、太陽光発電を活用したビジネスに従事したい。
なので、メーカーや商社のような業界を現在は志望しているとのこと。

その理由を掘り下げて尋ねていくと、実は、それは表面的な欲求や意見でしかなくて、実際には、もっとやりたいことがあるかもしれない、もっとやるべきことがあるかもしれない、ということを、すでに自覚し、色々な業界を見てみたいという決意を持っていた。

例えば、IT業界にも興味があって、インターンしてみようと思いました!と意気込んでくれたのだが、IT業界の中にも、手に入れることが出来るスキルも全然違うし、ビジネスモデルや職種によっても経験できるものは全く異なる。
しかし、そのようなことを調べることなく、まずは「IT業界」と、一緒くたにしてしまっているところに、まだまだ浅はかだなあ、感じてしまった。

と、すでに就職活動を経験した側の意見、何度も学生から相談に乗ってきた側の意見を述べれば、「ああ、まだまだ、甘いよね。」と受け流して終わりなのだが、僕には、そう思えなかった。

いや、むしろ、素晴らしいなと感じることが出来たのである。
彼は就職活動に必要な「あれこれ」を、すぐに習得するだろう、と直感させてくれた。

考えて、行動して、また考えて、行動して、と、歩みを止めない、このスタンスには非常に好感が持てる。

どんな業界でも、どんな職種でも、どんな職場でも、きっと、彼は成長し続け、課題を克服するだろうと思う。

人間、ある時点で圧倒的に輝いている人も、ある時点で輝きを失っている人も、万事塞翁が馬となるわけで、だからこそ、持続的に前進する意志、スタンス、習慣が必要なのだと思う。

彼は、すでに、「常に前進する」ことを身につけている。人が幸福感を得るためには、得続けるためには、欠かせない習慣だろう。年齢、国籍問わず、このようなスタンス、習慣を持っている人間と話すことは楽しい。

 

ザッポスのトニー・シェイは言う。

 

幸せの研究を通して僕が辿りついた結論ですが、人が幸せであるための必須条件のひとつとして、「常に前進している」ということがあると思います。だから、幸せを目的地と考えて、「ようし幸せになった。これで終わり」というのは、あり得ないと思うんですね。前進するのを止めた途端に、人は不幸せになってしまうと思うので。

「必要なのは、常に前進しているという意識」-ザッポスCEOトニー・シェイと、「幸せの条件」

 

 

さあ、今日も前進を。
昨日より今日、今日より明日。

 

 


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