【書評】世界のエリートはなぜ、この基本を大事にするのか?


 

 

『基本に忠実に。』という言葉、
今までの人生で、いったい何度、耳にしたことだろうか。
ビジネスにおける『基本』とは、いったい何だろうか。

この地球上で、
最も優秀な部類の人達に囲まれてきた筆者は、
『基本』を大切にすることが、共通点があると断言する。

世界最強の投資銀行=ゴールドマン・サックス。
世界最高のコンサルティングファーム=マッキンゼー・アンド・カンパニー。
世界最上のビジネスの士官学校=ハーバード・ビジネス・スクール。

これらのレベルで「優秀」と評されるグローバルエリートには共通点がある。
それは、一つひとつの「基本」を大切にすることだ。

★引き受けた仕事は、その場で5分間だけすぐやる
★ホウレンソウは仮説を入れて、念押し型で行う
★大教室でも学生一人ひとりの名前と背景を覚える

さて、本書に書かれている『基本』を、
一般的な人は、どれくらい出来ているのだろうか、と考えてみた。
すぐに思い浮かんだのは、
こういうことが出来ているほど、結果を出している人だということだった。

それが一番難しいのではないか?と言われそうなものだが、
これが大事なことだ!と言われているようなことを、
しっかりと実践している人、しかも実践し続けている人が、
平均以上の成果を出していることが多いと言える。

ここではグローバルエリートが大事にしている基本、
という内容で語られているわけだが、
逆に言えば、基本的なことを馬鹿にせず学び、実践し、続けている人が、
エリートになっているという見方も出来る。

かくいう自分は、この手の本、
いわゆる「出来る人の数十原則」的な本は、
何十冊も読み漁ってきた。
そこそこに実践してきたと思うし、そこそこに実践し続けてきたものもある。
ただし、「そこそこ」にである。

ある日、ある時点では、
とてつもなく鼓舞され、即時、実践し、習慣化されているものが、
いつの間にやら、意識せずに、
習慣の輪の中から消え去っていることが多々ある。

本当に自分が平均以上の成果を出したいなら、
これらの「基本」と呼ばれているようなものを徹底的に実践し続けるべきだ。
「そこそこ」にではなく、「徹底的」にである。

そして、このような課題、
すなわち、続けられないという課題に関する本も、かなり読み込んできた。
最近でこそ、小さな成功体験を我がものとして、「続ける」ことが得意になってきたと感じることが増えてきた。

思い立ったが吉日と信じ、
1つ1つ丁寧に実践し続けていきたいと思う。

世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?

世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか? [単行本]
戸塚隆将 (著)

 

 

 


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