ヨガと出会い、続け、1年ほどが経つ。
生涯の習慣となるであろう、この営みは、
実のところ、
自分のやっている事に自信を持てなかったからだった。
ただただ努力していても、
全く思い通りの状態を創り上げることが出来ず、
自分自身の可能性に絶望しかけた事が何度もあった。
しかし、僕はあきらめなかった。
世の中の成功者達が、何をしているのか、何をして来たのか、
必死で探し続けた。
20代前半から、いわゆる自己啓発にハマり、
千冊以上の本を読んできたけれど、
その時に描いた理想的な生活を送ることが出来ていなかった。
だけど、僕は、1つ1つ、着実に、行動していくことに拘った。
様々な学びを感心するだけで終わらず、
習慣として身に着けていった。
そのうちの1つが、瞑想という習慣だった。
ジョブスさんは、ZENに学び、愛し、
彼の思想に強烈な影響を与え、
今日のアップルの社風に根付いていると言われている。
複雑さに囚われず、
いかにして単純明快に物事をそぎ落としていくか。
改めて挑戦し続けてみせる。
ジョブズ氏は、アップルの基本理念を「フォーカスとシンプルさ」と定義し、「シンプルであることは、複雑であるより難しい」と語っていたが、これも禅の教えそのものだ。ジョブズ氏の徹底したミニマリスト志向も、世界を変えた「iPhone」や「iPad」などの機能やデザインも、禅の理念を彷彿させる。
サーマン教授は、「仏教学者の鈴木大拙や(禅を欧米人に広めた)哲学の京都学派を通し、米国でも、素朴でシンプル、かつシャープな禅の審美眼は広く知られているが、ジョブズ氏の製品は、まさにその投影だ」と分析する。