「命の尊さ」と「生き方」


 

 

 

昨日、バイク事故を目撃、少しの差異で、
僕自身が巻き込まれるところにありました。
転倒した方は、微動だにせず、倒れ込み、
その後、動くことはありませんでした。

他方、事故の原因を創った若者たちは、
転んですぐに逃げ出し始め、1名は逃げ切り、1名は周囲の人に捕まえられました。

人の命たるや、呆気無く、
たとえ自分のせいでなくても、命を落としかねないものなのだと痛感。
使命感を持って、生き抜きたいと心の底から感じました。

スティーブ・ジョブズが、毎日、鏡に向かって、
「今日死ぬのだとしたら、今日、すべきことをするか?」
と問い続けていたという習慣は有名ですが、
実際のところ、この習慣を取り入れたからと言って、
突然、何かが変わるわけではない。

それでも、昨日、感じたような、
死に直面した経験が重なると、命の尊さを感じざるを得ません。

また、時を同じくして、この週末は、久方ぶりに、
稲盛和夫先生の「生き方」を拝読していて、
普段以上に、心に強く染み渡りました。

以下、稲盛和夫先生の言葉をお借りします。

一生懸命働くこと、感謝の心を忘れないこと
善き思い、正しい行いに努めること、

素直な反省心で自分を律すること、
日々の暮らしの中で心を磨き、人格を高め続けること。

すなわち
そのような当たり前のことを一生懸命行っていくことに、
まさに生きる意義があるし、
それ以外に、人間としての「生き方」は
ないように思います。

①     誰にも負けない努力をする。
人よりも多くの研鑽をする。またそれをひたむきに継続すること、不平不満を言う暇があったら一センチでも前に進み向上するように努める。

 

②     謙虚にして驕らず
「謙は益を受く」という中国古典の一節のとおり、謙虚な心が幸福を呼び、魂を浄化させることにも繋がっていく。

 

③     反省ある毎日を送る
日々の自分の行動や心のありようを点検して、自分のことだけを考えていないか、卑怯な振る舞いはないかなど、自省自戒して改めるように努力する。

 

④     生きていることに感謝する
生きているだけで幸せだと考えて、どんな小さなことにも感謝する心を育てる。

 

⑤     善行、利他行を積む
「積善の家に余慶あり」善を行い、他を利する、思いやりある行動を心がける。そのような善行を積んだ人にはよい報いがある。

 

⑥     感情的な悩みをしない
いつまでも不平をいったり、してもしかたない心配にとらわれたり、くよくよと悩んでいてはいけない。そのためにも後悔をしないようなくらい、全身全霊を傾けて取組む事が大切である。

 

これらを私は「6つの精進」として常に自分にいいきかせ、実践するように心がけています。文字にしてしまえば平凡すぎるほどの、このような当たり前の心がけを日々の暮らしに溶かし込むように、少しずつでいいから確実に実践していくこと。大切な教訓を額縁に入れて飾るだけでなく、やはりふだんの生活のうちに実行していくことが肝要なのです。

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