「BOOKS I’M READING」カテゴリーアーカイブ

未知に対応するチカラ、反脆弱性という気質。

  ”反脆いものはランダム性や不確実性を好む。つまり、この点が重要なのだが、反脆いものはある種の間違いさえも歓迎するのだ。反脆さには独特の性質がある。反脆さがあれば、私たちは未知に対処し、物事を理解しなくても行動することができる。しかも適切に。いや、もっと言おう。反脆さがあれば、人は考えるより行動するほうがずっと得意になる。ずば抜けて頭はよいけれど脆い人間と、バカだけれど反脆い人間、どちらになりたいかと訊かれたら、私はいつだって後者を選ぶ。”     反脆弱性!?この言→ 続きを読む

未来は変えられる。運命なんてものはない。自ら作り上げるものだ。~AI時代の勝者と敗者~

      2~3年前の自分が、ここまで多岐にわたる技術的変化の数々に対して、ほとんど何も準備することが出来なかったことに強い後悔を覚えている。確かに小さな兆しは、そこかしこに存在していた。必死に沢山のことに興味を持ってきたつもりだった。何十冊と慣れないタイプの書籍を読んできた。にも関わらず、何らかの具体的な仕込みがあったわけでもなく、ゆえに何らかの果実を手にしたわけでもない。つまり、「知っている」だけでは役に立たない。いかに自分が知識を行動に落とし込めていないかを痛感せざ→ 続きを読む

楽観主義のほうが結局は時代を制する ~マッキンゼーが予測する未来_近未来のビジネスは、4つの力に支配されている。~

        ””生存のカギは、好奇心と学ぶ気持ちとを組織の中に埋め込むことだ。急速な変化の時代には、停滞して犠牲となった企業の例は数知れないが、その中で生き残りに成功しようというリーダーは、経営に関する教祖的存在であるトム・ピーターズが言ったように、「私たちはかつてそうであったことがそもそもないのだから、今こそ本格的に学ぶ学生になりなさい」という教えに適応しなくてはならない。常に変化しているトレンドの海を、理解し、モニターし、航海していく能力は、将来必ず大き→ 続きを読む

時代の中で自分らしく生きる~超AI時代の生存戦略~

      最高に美味い肉を思い出す。口に入れた瞬間、深い幸福感がこみ上げてくる。絶妙な噛み心地。とろける。口の中で蕩け体内に吸い込まれていく。あまりに感動的で、緩りと味わいたいが、止まらない。最良の読書体験とは、こういう類のものなのかもしれないと感じる。 本書は、落合陽一さんの「魔法の世紀」、「これからの世界をつくる仲間たちへ」に続くもの。       どんな書籍にもおいてもありがちなわけですが、読了後、どんな香ばしい余韻が残っても、アク→ 続きを読む