「BOOKS I’M READING」カテゴリーアーカイブ

変化適応し続けることを楽しめるように~人工知能が変える仕事の未来~

      ブームや流行とは呼び辛いくらいに人工知能的なものが社会に進出し始めている中で、マジョリティの意見は、「理系優位論」が横行しているように思いますが、本当にその通りなのでしょうか。確かに、AI(エンジニア)に興味を持つことは、ウェブ(エンジニア)に興味を持つことよりも、ずっとハードルが高く、取っ付きにくいイメージがあるでしょう。実際のところ、例えば、PHPと言った言語を学ぶよりも、機械学習や深層学習のようなものを本質的に理解することは実際に難しいと感じていますが、皆→ 続きを読む

手段に過ぎないAI~何のために?を問い続ける自助努力を~ 

        最新のAI活用事例を多様な領域で紹介する本書。AIがブームと呼ばれるような状況は収束を迎える段階に来ている。現代社会において、インターネットにアクセス出来ることにわざわざ感謝する人が減っているように、AIもただの「ツール」として社会に浸透し始める時期に突入していくだろう、と。           ””昔のAIブームを経験した人は、今回もまたブームで終わるのではないかと思っている人も多いはずだ。今回→ 続きを読む

理想と現実の狭間~AI革命前夜と経営者の視座~

    本書は、頑張ってる風な日本人(自分含め)に、理想と現実を突きつけてくれる超生身感のある辛辣な示唆に溢れている。   ”” しょせん当たらない予測に時間とカネを使うことよりも、予測不可能なイノベーションがもたらす変化に迅速かつ鮮烈に対応できる組織能力、経営能力、すなわちWhen、How、Whoに関わるもっと根源的な戦闘能力を高めておくことのほうが、革命期においては重要な意味を持つ。あなたの企業、そしてあなた自身は、十分な戦闘能力を備えているのか。”” そもそも、見→ 続きを読む

大いなる革命の時期を目覚めて生きること~ロボットの脅威--人の仕事がなくなる日~

    もしかしたら、近い未来、こんなことが実現してしまうかもしれない・・・なんて悠長に考えていたら、もう実現してしまっていたという、、、自分が考える以上に変化の早い事態に嫌気を催してしまった。僕は、かなり楽観志向に傾倒している方だと自覚しているが、そんな自分でさえも、本書を読みながら、言葉にならない、不安、懸念が頭の中に渦巻いていることに気付きました。   ””二〇〇九年に、コーネル大学のクリエイティブ・マシン研究所所長のホッド・リプソンと、博士課程在籍のマイケル・シュ→ 続きを読む

自ら運命を切り拓くために。~ザ・セカンド・マシン・エイジ~

  ” セカンド・マシン・エイジには、何をほんとうに欲するのか、何に価値を置くかについて、個人としても社会としても深く考えることが求められる。私たちの世代は、世界を大きく変える可能性を受け継いだ。熟考と配慮の末に選択を行うなら、未来は希望を持てるものになるだろう。運命を決めるのはテクノロジーではない、私たちだ。 ”     原初『The Second Machine Age』は、2014年1月に初版が発行されていますが、テクノロジーの指数関数的進歩は、予想通り、いや、あ→ 続きを読む