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【挨拶】謹賀新年+2018年の本ベスト10

 
 
 
2019年、あけましておめでとうございます!
 
2018年は、10年ぶりに日本をメインに過ごした1年間でした。定住地(家)を作ることなく、九州全域、沖縄にある社宅・ホテルを転々しながら、新たな業界で、新たなミッションに没頭、なかなかハードシングスな毎日でございました。
 
年をとるたびに、体感時間が変化し、短く感じやすくなるらしいですが、2018年は幸運なことに、あっという間に過ぎたという感覚はなく、とても長く感じました。
 
 
 
 
 
 
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自然の恵みに浸かる。#島キャンプ

lovehope1203さん(@lovehope1203)がシェアした投稿 –

 

※2018年は色々な「初体験」に挑戦したのも良かったかもしれません。
 
 
いつも通り、事業経営は、苦しいこと、悔しいことだらけなのですが、藤田晋さんのブログにあった「孤独、憂鬱、怒り、それを3つ足してもはるかに上回る希望」という言葉を思い出します。
 
 
何かに挑戦する、挑戦し続ける原動力に欠かせない『希望』を、しっかりと胸に秘めておくことが、自分を駆り立て続ける上で、とても大切だなあ、と感じる1年でもありました。
 
 
 
 
2019年の抱負は、『「ヒト」と「ギジュツ」の無限の可能性を発見し、研鑽し続ける』です。
 
2018年は、IoT、ビックデータ、AI、ロボット、ブロックチェーンなどのテクノロジーへの認知、浸透が進み、2019年以降さらに理解、導入が加速されていくでしょう。このような技術革新がもたらすインパクトは、徐々に浸透するものではなく、急激かつ、指数関数的な変化を巻き起こすことになるのではないかと思っています。
 
俗に言うシンギュラリティに到達する頃、社会が、どのように変わっているのか?は、そこまでのプロセスが、どのような変化を続けていくのか?は、非常に興味ある分野です。と同時に「変わるもの」だけではなく「変わらないもの」にも注目していきたいと思っています。
 
僕は、この劇的なテクノロジー進歩のアンチテーゼとして、より生身感のある、より人間らしいものが、社会に求められると感じているので、改めて「人間とは何か?人間らしさとは何か?」を模索しながら、未来の『変わらないもの』にも投資していきたいですね。
 
長らく警鐘が鳴らされ続けている、日本の少子高齢化、人口減少は、ここ数年で顕在化され、無視出来ない段階に到達していくでしょう。マクロに起こせる変化を待つことなく、老若男女問わない、多種多様な立場の人たちが、お互いに支え合い、助け合える生態系を創ることに興味を持っています。
 
例えば、急増する高齢者が、会社を退職した後にも、家と会社以外のコミュニティを持ち、何らかの生きがいを持ってもらうことで孤独を無くし、健康寿命を伸ばし、高齢者が元気な国家となるような仕掛けをしていきたいとも考えています。
 
そして、自分自身が、自分の人生を、おもいっきり愉しみ、子供や若者たちから見て、格好良い大人、オッチャンだなあ、と思われるように、イキイキと生きていきたいです。そのためにも、『一生を通じて学び続けること、繰り返し自分を作り変えること。』を大切にしていきたいと思っています。
 
 
以上、長くなりましたが、30年続いた平成時代の幕を閉じ、新たな時代の幕開けとなる記念すべき年となります。改めて、傍観者としてではなく、自分のため、自分たちのために、当事者意識をもって、激動の時代を過ごしていきます。
 
2019年、皆様にとって、昨日より今日、今日より明日、公私物心ともに豊かな日々を送れますよう、お祈り申し上げます。
 
 
昨年に引き続き今年もよろしくお願いいたします。
 
 
 
では、ついに3年目に入りました、昨年のお気に入り本ベスト10です!
 
※昨年も、100冊以上の書籍と出会いがありましたが、全くレビューを書いておらず、年末年始に、総ざらいしていましたw
 
 
 
 
 
 
””たった一つの「本当の自分」など存在しない。 裏返して言うならば、 対人関係ごとに見せる複数の顔が、すべて「本当の自分」である。””
 
 
 
 
 
不信頼の回復は、対立を避けることで得られるものではない。逆に、対立、摩擦は、有益なものであると捉える。信頼を積み上げるためには、摩擦や衝突を活かす必要がある。
 
 
 
 
 
2019年、””人々が安心して、意見を率直に述べ、互いから学び、試すことができる状況を整えると、生み出されるもの、達成できるものをぐっと広げられる””こんな企業文化、経営システムを創っていけるよう精進したい。
 
 
 
 
 
本書の目的は、読者に「わかる人」になってもらうことですが、あくまでもそれは最終目標で、一度読んだだけで習得できなかったとしても、「自分の見えていない世界が存在している」というイメージをつかんでもらえればよいと思います。  
 
 
 
 
 
””セキュアベースの「安心感」と「挑戦」という魔法の組み合わせをどうすれば提供できるのか、また、地域や肩書や仕事の内容にかかわらず、どうすれば「セキュアベース・リーダー」になれるのかを解説するために書かれた。  ジョージはよく「人質」のたとえを使うが、セキュアベースは無力な人質の心理状態にならないためのものだ。つまり、人はセキュアベースがあれば、どんなに大きな障害であっても、それを乗り越えようとする。””
 
 
 
 
 
”人が仕事で燃え尽き状態に陥る最大の原因は、仕事の負担が重すぎることではない。その要因とは、成長を感じられずに長く働き続けることだ。だから、弱点の克服に取り組もうとせず、弱点を隠そうとする結果、みずからの人としての成長をはばんだり、その足を引っ張ったりすることの弊害は、あまりに大きい。””
 
 
 

4位、学習する組織は、 未来を創り出す能力を 持続的に伸ばしている組織

 
 
”そして、これが「学習する組織」の基本的な意味である。つまり、未来を創り出す能力を持続的に伸ばしている組織ということだ。
 
このような組織にとっては、単に生き残るだけでは十分ではない。「生き残るための学習」──「適応学習」という名前で呼ばれることのほうが多い──は重要であるし、たしかに必要なものである。”
 
 
 
 
 
『学ぶこと』は『探求』そのものであり、それは、食事、睡眠、セックス、愛と同じくDNAに刷り込まれた行動とのこと 人生をより豊かにするために、この探究という欲求を満たすこと、新しいものを発見するということを、改めて、追いかけていきたいと思うようになった
 
 
 
 
 
結局のところ、人間とは?とか、人生とは?という根源的な問いの文脈の延長に、仕事は存在しているし、企業活動も存在している。だから、より良い組織を問い続けていくと、究極的に、より良い人生を実現していくために、どういう組織が必要なのか?という問いかけは、大げさなものではないと思えるようになって来ました。
 
 
 
 
 
飯食う事に困らないにせよ、人生100年時代、本当に幸せに生きていけるだろうか?不確実性の高い時代に人生を愉しみ尽くすとしたら、どう生きるべきだろうか?結果、心身ともに健康で、一生を通じて学び変化し続ける事こそが、人生をより豊かに生きていくことなのではないか
 
 
2017年2016年のベスト本は、こちらからどうぞ。
 
 
P.S.

2019年の目標( 1 )

6月30日、ニース・アイアンマンを完走すること 
※スイム3.8キロ、バイク180キロ、ラン42キロ
 
 
 

探究を愉しみ、賢く学習していく〜Learn Better ― 頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ〜

 

 
 
2018年は、新たな業界で、新たなタイプの方々と、新たなミッションに没頭、なかなかハードシングスな毎日でした。加えて、2019年6月30日、ニース・アイアンマンに出場することを決め、12月から、本格的にトレーニングを開始。普通にやっていたら完走できそうにないと悟り、コーチをつけて、ランニング、バイク、スイムのスクールに通い始めました。
 
この年齢、立場になると、コーチのような人に注意されたり、指導されるという機会がほとんど無くなって来るので、とても新鮮な体験となりました。しっかりフィードバックを受けて、それを意識して練習を積んでいるうちに、明らかにタイムが上がっていくのです。
 
この素晴らしい経験から、改めて、仕事においても、自分の型みたいなものを見直す良い機会を創ることが出来ました。自分のやり方は間違っているかもしれない、と仮説を立てることで、疑わしいことを見つけ出し、メンバーにフィードバックを求めたり、読書やオンラインで学び直しに励みました。
 
そもそも学び続けることの重要性を痛感している真っ只中でもあったので、割と、すんなりと学習する習慣をつけ直すことが出来たように思います。
 
本書は、学び方を学ぶ書籍となるわけですが、何度も読み、聴き直しました。限られた時間を投資して、トレーニング(学習)するからには、投資対効率をあげたいと切に願い、2019年も、徹底的に成長速度をあげていきたいと思っています。
 
 
そして、何より大きな気付きになったのは、『学ぶこと』そのものは、『探求』そのものであり、それは、食事、睡眠、セックス、愛と同じくDNAに刷り込まれた行動だということ。すなわち、人生をより豊かにするために、生きがいを感じるために、この探究心という欲求を満たすこと、新しいものを発見するということを、追いかけていきたいと思うようになったことですね。
 
僕にとっては、毎日、酒を飲み歩き、アルコールで報酬を得るよりも、日々、肉体的なトレーニングをしたり、知的なトレーニング(読書など)をして、学習意欲、探究心を満たしていく方が、より健全な報酬の手に入れ方であろうと考えるようになりました。
 
 
 
””今振り返ると、どうやら私は学習のしかたがわからなかったらしい。自分の思考をどう扱っていいかがわからなかった。自問したり、目標を設定したりすることができず、そもそも何かを知るということの意味からしてわかっていなかった。学習する能力は自分にはとうてい手の届かないものに思われ、そのために、スクールカウンセラーの評価に書かれていたように「途方に暮れて」いたのだ。””
 
 
大人になった今でも、いや、大人になった今だからこそ、むしろ「学び方」を分かっているのだろうか?自分が、学習方法を正しく理解しているとは到底思えないというのが、本音です。今更ながらですが、良い気付きを得ました。
 
 
””大きく視野を広げれば、データがあふれ、自動運転車まで走るようになったこの時代、私たちは新しい形の専門知識を早くしかも効果的に獲得できなければならない。
 
学習の方法を学ぶことは、専門家が言うところの「究極のサバイバルツール」、つまり、現代において最も重要な能力の一つであり、あらゆるスキルの前提となるスキルである。
 
なぜなら学習の方法さえ覚えれば、ほとんど何でも学ぶことができるからだ。そして社会には、もっと豊かな教育の形があるべきだ。問題解決という真に重要なスキルを育てるために、情報と知識を活用する教育が。””
 
「学び続ける自分を創る」ということを、2018年に改めて覚悟できていたのですが、本書で書かれているような「学習の方法」を、ちゃんと使いこなせるかどうかで、圧倒的に未来が変わる気がしてきました。
 
 
””つまるところ、学習にはより良い、より効果的な方法が存在している。
 
そして、成功するためにみんなが必要としているスキルを提供するために、私たちにはもっとやらねばならないことがある。
 
現代の世の中でめざすべきは単に頭がいいことでも、たくさんの事実情報を覚えることでもない。それだけではもう不十分なのだ。それよりも、二一世紀のツールをすべて使いこなせる学習の達人をめざそう。
 
本書であなたにその方法を伝えたい。この本が大きな変化のきっかけとなり、新しいスキルを習得する秘められた能力を誰もがフルに生かせるようになることを願っている。””
 
 
何とも嬉しくなってしまうことを書いてくれている。著者さまに、感謝ですね。より効果的な学習方法を身につけることで、過去の自分に囚われず、まだ見ぬ自分と出会える気がしている。
 
 
””探求心は「情動システムの根源」だという。パンクセップによれば、人間の情動は探索への衝動によって動く。感情は探求心のバロメーター的な役割を果たすことが多く、発見に向けた行動がどれだけ成功しているかを教えてくれる、と彼は考えている。  
 
こう考えれば、人はなぜ新しいことに挑戦しているとき幸福感を覚えるのかが説明できるとパンクセップは言う。新規性のあるものを探す体験をすると、快感を与えるドーパミンの分泌レベルが急上昇する。逆もまた言える。
 
鬱とは元をたどれば世の中は無意味だという感情であり、その典型的な表れが探求行動の欠如だ。””
 
 
これは、非常に真理的なことだと思う。常々、未来に希望を持って生きることが、どれだけ大切なことか考え続けてきた。希望を持てている状態の時、何かを探求しているケースが多いように思う。何か達成したいことがある時、そこまでの道のりを思い浮かべ、一歩一歩、歩を進めているような状態。
 
 
他方で、未来に希望を持っていない人は、鬱状態になりやすい。生きる価値を感じ難い。しかしながら、もしも、何らかの好奇心、探究心みたいなものがあれば、人はワクワク、イキイキ生きやすいとも言える。
 
 
””探求は食事、睡眠、セックス、愛と同じくDNAに刷り込まれた行動であり、当然、情動に突き動かされた発見への衝動には長い進化の歴史がある。なんといっても新しいものにはえてして最大の危険と最大の報酬がともなう。新しい考え、新しい人々、新しい動物──これらは私たちの役に立ってくれるかもしれないが、ひょっとすると私たちを殺すかもしれない。やがて時を経て、これらの新しい考え、新しい人々、新しい動物は固有の価値を持つようになる。  ””
 
 
そもそも探求するという欲求、発見への衝動は、最大級の報酬を人間に与えているようですね。
 
本書は、学習する価値、意味を理解させてくれるだけでなく、具体的な学習方法を伝授してくれる。
 
 
””あらゆる問題に対する「解決の動機と手順」を明文化しようと志し、ついに4段階に分かれた体系的なアプローチを提案した。
 
第1段階:「問題を理解すること」。
この段階では、問題の核心や本質の発見に努めなければならない。「問題を理解しなければならない。未知のものは何か?どんなデータがあるか?」とポリアは述べている。
 
第2段階:「計画を立てること」。
ここでは問題に対する取り組み方を計画する。「データと未知のもののつながりを探せ」とポリアは助言する。
 
第3段階:「計画を実行すること」。
行動し、検討する段階である。「計画が正しいと証明できるか?」
 
第4段階:「振り返ること」。
つまり解決法から学ぶこと。「結果および結果に至った道筋を見直すことにより、自分の知識を強化して問題解決能力を伸ばすことができる」 ””
 
とても基本的なことのようだが、ちゃんと実践できていなかった。2019年は、徹底的に、基本に忠実に、問題を理解し、問題への取り組みを計画し、実行・行動して、ちゃんと振り返るということを、繰り返していきたいと思います。
 
 
おまけ
 
””心理学者のリチャード・ニスベットが優れた例を挙げているが、人材採用の決定の根拠は大半が勘程度でしかないという。
ニスベットによると、管理職は面接を重視しがちだ。だが、非営利組織や軍、学界などあらゆる分野を対象にした調査で、面接では実際の仕事ぶりはほとんど予測できないことが示されている。候補者がそのポジションをこなせるかどうかを判断するには、紹介状や経歴や筆記試験などの確実なデータの方がずっと重要である。
問題は面接が「採用活動に適切であると感じられる」ことだとニスベットは言う。たいていの人にとって、面接するという体験は情動に鮮烈に訴えかける強い体験であるため、何年分の確かな証拠が入っている履歴書よりも20分間魅力的にふるまう能力で人を判断してしまう。””
 
採用面接では、人を判断することが出来ない。
 
 
 
 
 
【目次】
イントロダクション
ダーツの実験/「究極のサバイバルツール」/体系的アプローチ
 
第一章 価値を見いだす
意味を自ら発見する/学びを自ら「作り上げる」/探索する種/「知的努力には伝染性がある」/意味とは学ぶこと/言語の摩滅/マインドセットの大切さ/MET研究
 
第二章 目標を決める
短期記憶の容量の小ささ/知識は学習の土台/学習にコンフォートゾーンはない/思考の質を上げる/思考についての思考―そして情動/感情管理の必要性/自己効力感/学習は難しくて当たり前
 
第三章 能力を伸ばす
モニタリング/外部からのフィードバック/苦労の本質と反復/「検索練習」/脳の可塑性/間違いの心理
 
第四章 発展させる
マイルス・デイヴィスの傑作/学習の発展としての議論/応用の必要性/「ハイテック・ハイ」/人に教えるという学習方法/不確実性の価値/「多様性は人を賢くする」/疑問の大切さ
 
第五章 関係づける
システム思考/「最大の認知上の障害」/仮定思考/ハッキング/視覚的アプローチ/アナロジーの価値/問題解決のスキル
 
第六章 再考する
過信/直感型思考と熟慮型思考/評価する必要性/自分に分かっていないことを知る/分散学習/内省の必要性/静かな時間/「こぶし」実験/無限のプロセス
 
エピローグ
 

稀有の起業家、経営者、ピーターパン〜江副浩正〜

 

 
 
 
リクルート創始者である、江副浩正さんの伝記的書籍。あまりにもリアルで、生々しい物語に、一気に読み切ってしまった。リクルートって、どういう会社なのか?リクルート創業者、江副浩正さんは、どういう人なのか?というところにも興味があるのだけども、最も興味があるのは、江副浩正さんは、どのくらい意図的に、リクルートという存在を創ったのか?というところ。
 
 
INOUZTimes編集部さんでは、このように分析している。
 
リクルートという会社は、創業者が去った後も企業価値が高まり続けている。 それは、クビの皮が一枚つながり続けた偶然の産物なのか。それとも太い背骨がシャキッと通ったマネできない文化があるのかは愚問だろう。
 
 
同社も創業時はゲイマンシャフト(運命共同体)な組織であったが、拡大するにつれてゲゼルシャフト(利益共同体)的な形に変わっていったと本書で触れられている。 これは多くの企業経営者が味わう成長痛のひとつだろう。深く悩む痛みだ。
 
 
江副氏はこの問題に対して、ゲイマンシャフトとゲゼルシャフトの”両面を強く持つ”企業づくりへとアプローチする。「社員皆経営者主義」というコンセプトを置き、その両輪として「プロフィットセンター経営」と「社員持ち株制度」をはめ込んだ。
 
 
「プロフィットセンター経営」という方法で、事業体ごとに大きく権限を持たせることでパフォーマンスを最大化させ、「社員持ち株会制度」を用意し、創業オーナーよりも社員の持ち株比率を高め、パフォーマンスの果実分配を制度として用意。強力な事業推進を仕組みで実現していった。
 
 
そして、この仕組みを成り立たせるための2つの条件。徹底的に優秀な人財を採用し続けること。そして失敗に寛容なこと。
 
 
言うは易し。
経営者としてこのような”独自”の枠組みをつくり、”徹底”して回し続けることがどれだけできるだろうか。凄まじい摩耗を繰り返すことで、ようやく独自の文化がうまれていく。
 
 
とても分かりやすい解説だなあ、と感動していたのだが、答えは、本書にも書かれていた。どういう経緯で、江副浩正さんが生きてきたのか?リクルートを創ってきたのか?多様な登場人物との詳細な会話を差し込みながら、物語を紡ぎ、リクルートという会社の成り立ちを明らかにしていく。
 
 
 
””のちに江副は、社員に向けて「リクルートの経営理念とモットー十章」を書き、リクルート経営の「根幹と思想」を明確にしていく。その言葉はとても平易でわかりやすい。 「誰もしていないことをする主義  リクルートは、これまでに社会になかったサービスを提供して時代の要請に応え、同時に高収益を上げていく。
 
既存の分野に進出する時は、別の手法での事業展開に限定し、他社のあとを単純に追う事業展開はしない。『誰もしていないことをする主義』だから、リクルートは隙間産業と言われる。だが、それを継続していって社会に受け入れられれば、やがて産業として市民権を得る」 ””
 
 
まず、すごい事業を創った。そして、すごい人財を次々に集め、また凄い事業、すごいプロジェクトをぶち上げて、さらに追い打ちをかけて、すごい人財を集めていく。確かに、事業が先かもしれないけど、どちらも欠けてはならない両輪である。
 
 
 
””「チャンス到来 打倒Y 全社をあげてY誌と戦う  これからの戦いは、リクルートの歴史に残るものとなる。情報誌は『一位』でなくてはならない。かつてのダイヤモンド社出現と同様、Y誌のおかげで飛躍的な成長ができるように住宅情報事業全体をスケールアップして、リクルートの全機能をあげて戦う。 『脅威と感じるほどの事態のなかに、隠された発展がある』  ドラッカーの言うように、われわれはやり方を変えることで活路を見いだそう」””
 
圧倒的な1位に拘って、拘り抜いたリクルート魂が、そこかしこに書かれている。
 
 
””読売参入の報を聞きつけてわずか一週間の間に、強権ともいえる大規模な人事異動を江副は全社で展開した。採用広告事業、中途採用事業、教育事業の精鋭を住宅広告事業に投入する。当然、現場からはこれではやっていけないとの悲鳴が上がる。江副は無慈悲に、平然とそんな声を切り捨てる。
 
「いままでの方法でやろうとするからやっていけないのです。何とかこの緊」急事態を切り抜けようという創意工夫が、われわれの事業を新しい高みに導いてくれるはずです。読売の住宅事業の参入で、うちの採用広告事業がより強くなればありがたいことではないですか」  狙いを首都圏で店舗を広げてきたコンビニに定めた。””
 
やっぱり、ドラマがあるんですよね。商売というものは、競争であり、闘争であるのだという当たり前のことを、もう、ずっと昔のことなのに、色褪せること無いストーリーにして、書き上げてくれている。
 
 
””編集長だけではなかった、リクルートでは「企業への招待」のころから雑誌や情報誌編集の制作現場は数多くの女性制作者により支えられていた。
 
リクルートが高収益の会社であり続けられたのは、数々の創意工夫を積み重ねて生み出された編集技法が次代の女性たちへと受け継がれてきたからだ。突き詰めていえば、編集現場で働く女性たちの生産性の高さにあった。  
 
その実績と、それに裏打ちされた自負をもって、リクルートの女性はいきいきと働いた。編集長たちのその後の社会的活躍も加わって、男女雇用機会均等法の早くからの実践企業として、リクルートは八〇年後半の「女性の時代」をリードすることになるのである。””
 
色々な伝説を創っていくリクルートには、やはりDNAが根付いている。江副浩正さんの哲学に深く深く根付いているのだということを、感じ取ることが出来る。
 
 
””その道筋をつけた渡邉が「住宅情報」から企画制作に戻り、新たな雑誌を作ることになった。  挨拶に来た渡邉に、江副は得意げに言った。
 
「僕が見抜いた通りだろ、君ならきっとやってくれると思っていた」
 
「私のことはともかく、江副さんが人を見抜く力はすごいです。怖いくらいです」
 
「いや、これだけ採用に力を入れて、毎年人を見てきても、人なんてなかなか見抜けないですよ。ただ一つ僕が見るのは、その人に悔し涙を流した経験があるかどうかだけかな」
 
「私はリクルートがここまで大きくなったのは、江副さんもまた、悔しさを力にしてきたからだと思います」
 
「いや、僕はそんなことはないよ」  問いをはぐらかす江副に、渡邉は笑いながら言った。
 
「だって、結婚披露宴の主賓席で流したという悔し涙の話、あれは有名ですよ」””
 
江副浩正さんが、どういう人財を好んで採用してきたかも、非常に具体的な対話から書き起こされている。まさに、本書は、江副浩正さんだけが見ていた世界、目指したもの、そこに挑む彼の思考と行動を、赤裸々に綴ってくれる伝説の書と言える。
 
 
多種多様なエピソードから、リクルートらしさの片鱗が、そこかしこに出てきて、面白い。自分も、どんどん語り継がれるドラマ、エピソードを創っていきたいと改めて感じました。
 
 
P.S.
それにしても、ポジティブな側面だけでなく、江副浩正さんの強欲さとか、ある種のエゴイズムにより、本業と関係ない事業やプロジェクトに取り組み始めるくだり、周囲の冷ややかな目を描写しているところも面白い。ありふれた喩えですが、子供心を忘れない、忘れられないピーターパンのような。
 
 
 
 
【目次】
 
序章   稀代の起業家
第一章  東京駅東北新幹線ホーム
第二章  浩正少年
第三章  東京大学新聞
第四章  「企業への招待」
第五章  素手でのし上った男
第六章  わが師ドラッカー
第七章  西新橋ビル 
第八章  リクルートスカラシップ 
第九章  安比高原 
第十章  「住宅情報」 
第十一章  店頭登録
第十二章  江副二号
第十三章  疑惑報道
第十四章  東京特捜部
第十五章  盟友・亀倉雄策
第十六章  リクルートイズム
第十七章  裁判闘争
第十八章  スペースデザイン
第十九章  ラ・ヴォーチェ
第二十章  終戦
第二十一章 遺産
 
 
 
 
 

一生を通じて学び続け、繰り返し自分を作り変えていく。〜ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来〜

 
 
 
ホモサピエンス全史に続く、ユヴァル・ノア・ハラリによる書籍。「人類が二一世紀に何を達成しようと 試みるか」に焦点を絞り、未来を語っている。僕自身、ここ3年ほど、本書に限らず、数多の未来予測関係の書籍をキャッチアップしてきて、改めて、自分の中で、決めていることがある。
 
 
それは『一生を通じて学び続けること、繰り返し自分を作り変えること。』である。
 
 
あまりにも多くのテクノロジーのトレンドが、非連続的な変化を創ろうとしていて、総論で、どういう世界が来るかもしれないと、予想していても、結果的に、自分のキャリアを台無しにされる恐れもあるし、国家が崩壊するかもしれないし、会社が潰れてしまうかもしれない。
 
はたまた、生きること、飯食うことに困らないにせよ、人生100年時代と言わるように、本当に100歳まで死なないとして、本当に幸せに生きていけるだろうか?と憂れうことがあるかもしれない。あまりにも不確実性の高い時代に、自分の人生を愉しみ尽くすとしたら、どういう生き方をしていくべきだろうか?と考え続けてきた。
 
結果、心身ともに出来る限り、健康であり続けながら、一生を通じて、色々なことに挑戦し続けること、すなわち、学び続け、自らを変革し続けることこそが、人生をより豊かに生きていくことなのではないか。まだ読まれていない方は、騙されたと思って、一読しても良いと思います。
 
 
””人類は他に何を目指して努力するのか? 私たちは自らの幸せを嚙みしめ、飢饉と疫病と戦争を寄せつけず、生態学的平衡を守るだけでよしとしていられるのか? 
 
じつはそれが最も賢明な身の処し方なのかもしれないが、人類はそうしそうもない。人間というものは、すでに手にしたものだけで満足することはまずない。何かを成し遂げたときに人間の心が見せる最もありふれた反応は、充足ではなくさらなる渇望だ。
 
人間はつねにより良いもの、大きいもの、美味しいものを探し求める。人類が新たに途方もない力を手に入れ、飢饉と疫病と戦争の脅威がついに取り除かれたとき、私たちはいったいどうしたらいいのか? 科学者や発明家、銀行家、大統領たちは一日中、何をすればいいのか? 詩でも書けというのか?””
 
 
””成功は野心を生む。だから、人類は昨今の素晴らしい業績に背中を押されて、今やさらに大胆な目標を立てようとしている。前例のない水準の繁栄と健康と平和を確保した人類は、過去の記録や現在の価値観を考えると、次に不死と幸福と神性を標的とする可能性が高い。
 
飢餓と疾病と暴力による死を減らすことができたので、今度は老化と死そのものさえ克服することに狙いを定めるだろう。
 
人々を絶望的な苦境から救い出せたので、今度ははっきり幸せにすることを目標とするだろう。そして、人類を残忍な生存競争の次元より上まで引き上げることができたので、今度は人間を神にアップグレードし、ホモ・サピエンスをホモ・デウス〔訳註 「デウス」は「神」の意〕 に変えることを目指すだろう。””
 
 
””私の予測は、人類が二一世紀に何を達成しようと 試みる かに的を絞っているのであり、何の達成に 成功する かが焦点ではない。
 
私たちの将来の経済や社会や政治は、死を克服する試みによって方向づけられるだろう。だからといって、二一〇〇年には当然、人類が不死になるということではない。  
 
そして、これが最も重要なのだが、第四に、この予測は、予言というよりも現在の選択肢を考察する方便という色合いが濃い。この考察によって私たちの選択が変わり、その結果、予測が外れたなら、考察した甲斐があったというものだ。
 
予測を立てても、それで何一つ変えられないとしたら、どんな意味があるというのか。””
 
 
””能力を強化されていない人間は、遅かれ早かれ完全に無用になると予測する経済学者もいる。シャツの製造などでは、手作業をする労働者はすでにロボットや3Dプリンターに取って代わられつつあるし、ホワイトカラーも非常に知能の高いアルゴリズムに道を譲るだろう。
 
銀行員や旅行業者は、ほんの少し前まで自動化の波に対して安全だと思われたのに、今や絶滅危惧種になった。スマートフォンを使ってアルゴリズムから飛行機のチケットを買えるときに、旅行業者がいったいどれだけ必要だろう?””
 
 
””人間は至福と不死を追い求めることで、じつは自らを神にアップグレードしようとしている。それは、至福と不死が神の特性だからであるばかりではなく、人間は老化と悲惨な状態を克服するためにはまず、自らの生化学的な基盤を神のように制御できるようになる必要があるからでもある。
 
もし私たちが自分の体から死と苦痛を首尾良く追い出す力を得ることがあったなら、その力を使えばおそらく、私たちの体をほとんど意のままに作り変えたり、臓器や情動や知能を無数の形で操作したりできるだろう。
 
ヘラクレスのような体力や、アフロディテのような官能性、アテナのような知恵をお金で買えるし、もしお望みとあれば、ディオニュソスのもののような陶酔も手に入ることだろう。
 
これまでのところ、人間の力の増大は主に、外界の道具のアップグレードに頼ってきた。だが将来は、人の心と体のアップグレード、あるいは、道具との直接の一体化にもっと依存するようになるかもしれない。””
 
 
 
 
【目次】
上巻
第1章 人類が新たに取り組むべきこと
第1部 ホモ・サピエンスが世界を征服する
第2章 人新世
第3章 人間の輝き
第2部 ホモ・サピエンスが世界に意味を与える
第4章 物語の語り手
第5章 科学と宗教というおかしな夫婦
下巻
第6章 現代の契約
第7章 人間至上主義
第2部 ホモ・サピエンスが世界に意味を与える
第8章 研究室の時限爆弾
第9章 知能と意識の大いなる分離
第10章 意識の大海
第11章 データ教
 

パターン認識力が世界で最も高いであろう投資家〜 ピーター・ティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望 〜

 

 
 
ピーター・ティールは、ペイパルマフィアのドンと呼ばれ、Facebookの初期投資家だけでなく、数多くの投資に大成功している。今では、トランプ大統領の側近の一人として、政治の世界にもネットワーキングを持っている。
 
まさに現代のシリアル・アントレプレナーとも言えるし、シリアル・インベスターとも言えるかもしれない。僕が興味を持っているのは、彼が、『パターン認識』力の高い傑物であろうというところ。『具体と抽象』を自由自在に行き来し、彼にしか見えない、彼だけが見ている、世の中の真理を追求し続けているところ。
 
 
 
””「あなたにとって、賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろう?」”” 
 
 
という問いは、ピーター・ティールの世界観を垣間見ることが出来る。
 
 
今でも実践し切れていないのですが、僕が、とても衝撃を受け、かつ、初めて知った時よりも、今の方が、圧倒的に、納得感がある言葉が、こちらです。
 
 
””「『毎日を人生最後の日であるかのように生きよ』という決まり文句を聞いたことがあるでしょう? 
 
でも実際は逆です。『毎日を自分が永遠に生きるかのように生きよ』が正しい。

 
つまり、きみのまわりにいる人間を、これからも長くつき合うつもりで扱うべきなんです。きみが毎日下す一つひとつの選択がとても大事です。その結果は時間の経過とともにどんどん大きくなりますから」””
 
 
投資やファイナンスについて学び始めると、いかにリソースにレバレッジをかけられるか?いかに不確実性を避けられるか?という当然のテーマと向き合い続けることになると思うのですが、毎日の自分の決断が、選択が、『複利』のように、雪だるまのように、積み上がっていくと考えるのは、今更ながら、腑に落ちてきたのである。
 
 
 
””ペイパルが並いるテクノロジー企業の中でもっとも重要な青写真となった成功要因とは何なのだろう?   90 年代の終わりにはまだSNSがなかった。ティールが最初から決めていたのは、固い友情を大切にして、会社の成功よりも友情が重んじられる会社をつくることだ。ティールはこう述懐する。
 
「僕らがペイパルを立ち上げたとき、マックスとこんな会話を交わしたことを覚えています。会社に何があっても壊れない友情で結ばれた、メンバー全員がよい友人である会社をつくりたいって””
 
””僕らが雇ったのは、もともとの友人たちだけではありません。よい友人になると信じられる人を雇っていったんです」  
 
すべての社員はヘッドハンターを介さず、直接スタンフォードの関係者から集めた。ペイパルを率いる社員の多く――特にかつてスタンフォード・レビューの編集長をつとめたケン・ハワリーとデイビット・サックス、それにリード・ホフマン――にティールは全幅の信頼を置いている””
 
 
 
 また、橘玲さんのコラムにも、このような記述があった。
 

起業でもっとも大事なのは「友情」

 ウォール街と同じく、シリコンバレーも一攫千金を目指す者たちが鎬を削る弱肉強食の世界だと思われている。そんななかでティールは、起業でもっとも大事なのは「友情」だという。
 「ペイパルの友人たちは特別な絆があります。あれは実に濃い経験でしたよ。当時の濃い経験があるからこそ、僕らはいまでも固い絆で結ばれているんです」 
 
アメリカの「影の大統領」、ピーター・ティールの思想とは?

[橘玲の世界投資見聞録]より
 
 
 
 
 
 
””バフェットが師とあおぐベンジャミン・グレアムの『証券分析』(パンローリング) に全幅の信頼を寄せているのに対し、ティールはルネ・ジラールに傾倒している。彼はスタンフォード時代に出会ったジラールに「最後の博学者」という最大級の賛辞を贈っている。
 
『世の初めから隠されていること』は、彼にとってジラールの最高傑作である。まちがっても気軽に楽しめる本ではないが、それは「わかりにくいという意味ではなく、中身がぎっしり詰まっている」から””
 
逆張りの投資家とも言われるが、スタンフォード時代に仕えたジラールから『世の初めから隠されていること』に張るということを、投資家として成功するためのスタンスとして身につけたのかもしれない。
 
 
””ティールにとって、本書にもあるスタンフォード大学時代の恩師ルネ・ジラールの影響は大きい。彼は、模倣と競争を研究のテーマとする哲学者ジラールから、起業家・投資家としてのあり方を学び取ったのだろう―「人は、完全に模倣から逃れることはできないけれど、細やかな神経があれば、それだけでその他大勢の人間より大きく一歩リードできる」と語っている””
 
 
””模倣こそ、僕らが同じ学校、同じ仕事、同じ市場をめぐって闘う理由なんです。経済学者たちは競争は利益を置き去りにするといいますが、これは非常に重要な指摘です。ジラールはさらに、競争者は自分の本来の目標を犠牲にして、ライバルを打ち負かすことだけに夢中になってしまう傾向があると言っています。競争が激しいのは、相手の価値が高いからではありません。人間は何の意味もないものを巡って必死に戦い、時間との戦いはさらに熾烈になるんです””
 
 
『模倣と競争』を研究テーマにしていたピーター・ティールは、『パターン認識』力を、極限まで鍛え抜いていて、どんなに抽象度の高いことでも、その共通項を見出し、世の中の大半の人たちが気づく前に、彼が見える世界の中で、投資をしているのだろう。
 
 
ピーター・ティールが、どういう事に気を使っているか、を理解できたからと言って、凡人が、彼と同じことを出来るとは限らない。しかし、『他の誰もしないことは何だろう?』と、自らに問いかけ、『自分が価値を感じること』かつ、『自分に出来ること』を考えてみることは、肝要だろう。それこそが、尊い人生を賭するべき領域だろう。改めて問い続けていきたい。
 
 
 

【目次】

はじめに――iPhoneはイノベーションではない
第1章 はじまりの地、スタンフォード大学
第2章 「競争する負け犬」になるな――挫折からのペイパル創業
第3章 常識はずれの起業・経営戦略――ペイパル、パランティアはなぜ成功したのか
第4章 持論を発信する――『ゼロ・トゥ・ワン』と『多様性の神話』スキャンダル
第5章 成功のカギは「逆張り思考」――スタートアップの10ルール
第6章 ティールの投資術――なぜ彼の投資は成功するのか
第7章 テクノロジーを権力から解放せよ――ティールのリバタリアン思想
第8章 影のアメリカ大統領?――トランプ政権を操る
第9章 ティールの未来戦略――教育、宇宙、長寿に賭ける
おわりに――テクノロジーがひらく自由な未来へ
ピーター・ティールがシリコンバレーを離れる日――訳者あとがき