「BOOKS I’M READING」カテゴリーアーカイブ

insight(インサイト)――いまの自分を正しく知り、仕事と人生を劇的に変える自己認識の力

本書は、自己認識の重要性について科学的に検証し、体系的に説明してくれ、成功者やリーダーの意見を基に、自己認識の根源や高め方、自分の真の能力を過大評価してしまう恐ろしい状況から抜け出す方法などを提案してくれます。 ””このテーマについて長年研究してきた結果、私は「 自己認識は二一世紀のメタスキルだ」と言うまでに至った。本書を読み進めれば分かるように、現在の世界における成功にとって極めて重要な各種の力──心の知能指数、共感力、影響力、説得力、コミュニ→ 続きを読む

直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN

2023年は、理性や論理ではない、感性や直感みたいなものに真剣に向き合う機会に恵まれました。本書は、そんなモードの時だからこそ、より一層に僕には刺さりました。 ””冒頭のエピソードに戻るなら、例の友人に対して、僕がしたのは「2つの助言」だ。 ① いますぐ1冊のノートを買うこと(A6・無地のモレスキンノートがおすすめ) ② いますぐカレンダーに、毎朝 15 分、ノートを書くためだけの予定を入れること それから1カ月後、彼女の表情は目に見えて明るくなっていた。もとも→ 続きを読む

正負の法則 一瞬で人生の答えが見つかるドクター・ジョン・F・ディマティーニ

本書は、精神性、霊性、スピリチュアルな要素を取り入れつつも、左脳的な理論や科学的な説明、量子物理学の視点などから、僕たちの日常に深く根ざした「バランス」という概念に焦点を当て、それをどのように理解し、活用するかを探求させてくれる類のもの。 好き嫌いが分かれそうな書籍ではありますが、2023年後半の自分にとっては、素直に受け入れやすい表現が多かったです。(逆に言えば、人生のタイミング次第では、受け入れ難い表現も多かったです、20代中盤~30代中盤くらいの期間は、この手の自己啓発×スピ→ 続きを読む

理念経営2.0 ―― 会社の「理想と戦略」をつなぐ7つのステップ

ちょうど、理念刷新を進めている真っ只中に出会えた書籍。 本書は、理念(ビジョン、ミッション、バリュー、ナラティブ、ヒストリー、カルチャーなど)とは、経営者の声明以上のものであるべきであり、会社の暗黙の信念を反映するストーリーテリングの源泉であるべきで、意思決定の指針となり、従業員を鼓舞する力となるべきだと説明する。 また本書は、「哲学的研究開発」という概念も探求している。これは、従業員が会社の目的と価値観について話し合い、疑問を投げかけるための空間→ 続きを読む

『The Art of Finding Desire: Money, Love, and Career by Luke Burgess~欲望の見つけ方~』

反模倣的に生きることが出来ているか? ””反模倣的というのは、どういう意味だろうか。模倣の欲望と完全に手を切るべき、あるいはそれが可能であるという話ではない。反模倣的であるというのは、ナシーム・ニコラス・タレブの「反脆弱性」と違って、単に模倣の反対を示すものではない。反模倣的であるというのは、欲望の破滅的な力に対抗する能力、自由を持つことである。模倣的なものは促進剤であり、反模倣的なものは抑制剤である。反模倣的な行動──あるいは人──は、流れに乗るのを好む文化の否定の証である。  ”” → 続きを読む