分かってること、教えられること、使いこなせること〜最高の結果を出すKPIマネジメント 〜


 
リクルートの先輩、オススメ書籍、読了。分かってること、教えられること、使いこなせること、これらのステイタスは、完全に異次元にあるということを改めて学べた書籍でした。自分の会社に、事業に、しっかり使いこなせるようにしたい。
 
 
 
 
 
”KPIマネジメントは、理想的には、全従業員のものであることが望ましいわけです。全従業員がKPIに興味を持って、それが悪化した場合に、各現場で打ち手を打ち始めている。  これだと、かなりイケてる組織だと思います。  しかし、実際は、全従業員が意識するKPIを設定するのはかなり難しいものです。ただ、経営陣は、そうなるように努力して、最終的には全従業員がKPIに興味を持つようにしたいものです。  そのためには、まずKGI数値を全従業員が意識していること。そして担当サービスのCSFが何かについて従業員皆が知っているようにすることから始めるとよいでしょう。”
 
 
 
”そもそも、なぜ組織にKPIマネジメントが必要とされるのでしょうか?   一言でいうと、KPIマネジメントを活用してマネジメントそのものを進化させるためです。  マネジメントが進化し続けている企業の共通点は、 弛まざる継続的な改善活動にあります。つまり、KPIマネジメントを継続すると、マネジメントレベルが向上するのです。 ”
 
 
 
”つまり、振り返るという習慣がない組織だったのです。このような組織では、振り返りの習慣作りが欠かせません。どうすればよいのでしょうか?  これは、私が以前在籍していたリクルートマネジメントソリューションズで学んだ方法です。一言でいうと、 施策の承認をする際に、同時に施策の「振り返り」についても確定するのです。   具体的には、起案者は起案内容に加えて、その施策の「振り返り」を「いつ」「誰が」「何を」「どうやって」実施するのかを併せて起案するのです。  そして、その「振り返り」については、その「いつ」に合わせて、 未来日付の会議 を設定します。そして、同時に関係者に「振り返り」の会議招集を行うのです。 ”
 
 
 
 
”エジソンに学ぶ「振り返り」の重要性  エジソンが白熱電球の中のフィラメントの素材を発見するために数千の素材を実験した話は有名です。その際に、きちんと実験せずに、これはダメだと記録したとしたら、フィラメントは発見されたかどうかは疑わしいものです。  エジソンはきっと、一つ一つうまくいくかどうかをきちんと実験したのだと思います。きちんとダメだったと記録することで、同じ素材で実験をするという愚も避けられたのです。  想像してみてください。  もしもきちんと記録せずに、数千の素材を実験していたら、無駄な実験を何度も何度も繰り返すことになっていたに違いありません。つまり、振り返りをしないということは、かなりまずいことなのです。   振り返りをしない組織には「知恵」が溜まりません。   失敗したことこそ重要な知恵なのです。 ”
 
 
 
”2000年に私がリクルートワークス研究所の調査グループのマネジャーになったときの話です。  東名阪のワーキングパーソン1万3000人に調査を実施しました。   その中で、「過去1カ月以内に仕事に関係する情報収集をした」という設問にイエスと回答した方は、約 17%でした。つまり6分の1の方(だけ) が、過去1カ月に情報収集していたことになります。  さらにこの 17%の方を分析すると、同じ年齢、学歴、企業規模などで収入が多いのです。定期的にインプットしている人たちの方が、(おそらく仕事で成果を出して、結果として) 収入が多いのは、納得感が高く、理解しやすいと思います。”
 
 
”このことを知ってから、私は本を読むことを習慣にしました。週に2冊、年間100冊を目標にしています。 3分の1程度が直接仕事に関係する本。3分の1程度が直接ではないが、仕事にも関係する本。残りの3分の1は、仕事には関係ない本を読むようにしています。  週2冊をKPI設定しているのですが、当然ですが、体調や気分により、読書が進む日もありますし、まったくうまく進まない日もあります。ある意味、心身の健康のバロメータとしてKPIの活用もできています。”
 
 
はい。
 
 
というわけで、本を読み続けることだけは、何とも胸を張って、続けることが出来ています。実際には、続けたいという気持ちと、続けなきゃという気持ちが混ざっていました。
 
 
今年も8月が終わろうとしていますが、けっこう読み続けていまして、ただただ、発信する、アウトプットするというところは、なんとも、言い訳三昧で、続けられずに来ました。
 
 
続けないとですね。
 
 
ちなみに、日本IT業界、ベンチャー界、スタートアップ界の希望であるメルカリ会長、山田進太郎さんは、これだけ忙しい中でも、書籍アウトプットを続けておりました。いやはや、流石、太郎ですね、頑張ろう。