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その決断が正解であるかどうかよりも、その決断を正解にしていく~1兆ドルコーチ――シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え~

 

 

なんというか、もっともっと40歳な自分は、きっと大人らしくて、背筋がピンと伸びていて、苦悩や挫折から程遠い時間を過ごしているものなのでは?と、20代の頃に思っていた、なんとなく。

しかし、もうすぐ齢40を迎える自分は、日々沢山の判断に迫られる中で、迷い、混乱し、困惑し、自信をなくすことも多い。

人生は選択の結果である、とはよく言われるが、振り返ってみると、あまりに多く分岐点があって、結局のところ、何が正解だったかなんて判断のしようがないということに気づく。

腹が座ったというか、真理に近づいたのだろうか。最近は、ようやく道が拓けてきたように思う。

自分が下した決断が正解であるかどうかよりも、その決断を正解にしていこう、正解にできるように尽力しようと、余計なことを考えることが減ってきた。

とはいえ、悩ましい判断は、これからも幾度となく訪れるはずなのである。

ある時、Aを選択しようが、Bを選択しようが、どちらも正解になり得るし、不正解になり得る。もちろん、重要な意思決定は、徹底的に多方面から考え抜くけれど、決意決断した後は、その選択を、ただただ正解にさせることに執着していけるようにしよう、そう考えるようになった。

そんなことを考えている今日この頃、コーチやメンターという存在は、本当に有り難く、尊いものになるのではないか。自分にも必要だし、自分の仲間たち、チームのメンバーたちにとっても、きっと決断を後押ししてくれるような存在は、とても心強いものになるだろう、なんてことを考えさせられました。

 

<以下、抜粋・コメントです>

 

”どんな会社の成功を支えるのも、人だ。マネジャーのいちばん大事な仕事は、部下が仕事で実力を発揮し、成長し、発展できるように手を貸すことだ。われわれには成功を望み、大きなことを成し遂げる力を持ち、やる気に満ちて仕事に来る、とびきり優秀な人材がいる。優秀な人材は、持てるエネルギーを解放し、増幅できる環境でこそ成功する。マネジャーは「支援」「敬意」「信頼」を通じて、その環境を生み出すべきだ。”

人が、最もパフォーマンスを発揮するためには、本当にセキュアな環境が必要であると実感する。

 

”これは重要なことだ。信頼とは、つねに意見が合うということではない。むしろ、信頼している相手には異を唱えやすいのだ。この二人のほかにも、ビルと仕事をした人たちから同じような話を数え切れないほど聞いた——ビルは信頼できる。彼の成功の原点はここにある。 ビルが本能的に理解していたことは、多くの学術研究によって裏づけられている——信頼はただ大切というだけでなく、実り多い人間関係を築くために、 何よりも先に 生み出さなくてはならないものだ。”

セキュアな環境に最も必要な1つが、チームメンバー同士の信頼関係にあると思うけれど、働く場所がバラバラになって、オンラインで、リモートで、テレワークで、いやはや簡単には強い信頼を築きにくくなっている。

 

”ビルが求めたコーチャブルな資質とは、「正直さ」と「謙虚さ」、「あきらめず努力を 厭わない姿勢」、「つねに学ぼうとする意欲」である。 なぜ正直さと謙虚さが必要かといえば、コーチングの関係を成功させるには、ビジネス上の関係で一般に求められるよりも、 はるかに 赤裸々に自分の弱さをさらけだす必要があるからだ。”

”正直で謙虚な人材を見きわめる コーチャブルな資質とは、正直さと謙虚さ、 あきらめず努力を厭わない姿勢、つねに学ぼうとする意欲である。”

常に学び続けようという好奇心によって、不必要なプライドみたいなものに、雁字搦めにならなくて済む気もする。正直に、謙虚に、在り続けることは、言うほど易しくないけれど。

 

”「誰かの言動に腹が立ってイライラしたら、いつも一歩下がって、彼らがうまくやっていることやよい面を無理にでも考えるようにしている。必ず何かしら見つかるから、人前にいるときはそれをほめる。建設的なフィードバックはできるだけ早く与えるよう心がけているけれど、相手が安全だと感じているときだけにする。自分は安全で支えられていると相手が感じていることを確認してから、『ところで』と言ってフィードバックを与える。この方法はビルに学んだ。彼はいつも相手の力になる方法でこれを行っていた」”

”ビルは質問をし、耳を傾け、尻を蹴飛ばしてから、ほとんどの場合、何をすべきかを指図 しなかった。ビルは、マネジャーはこうしろああしろと頭ごなしに言うもんじゃないと考えていた。何をするかを指図するな、なぜそれをやるべきかという物語を語れ。”

大切ですね。

 

”で、次のように指摘してくれた。 「私たちは親身になるべきか、厳しくすべきかのジレンマに陥ることが多い。社会科学者はリーダーシップについても、子育てについてと同じ結論に達している。つまり、それが誤った二分法だということだ。本当は親身になり つつ、厳しく挑戦を促すべきだ。高い基準と期待を示し、それに到達できるよう励ましを与える。いわば愛のムチだ。『人当たりの悪いギバー』は、表向きは無愛想で扱いにくいが、内心は相手のためを心から思っている。誰もが聞きたくないが誰もが聞く必要のある、批判的なフィードバックをあえて与える人たちだ」”

愛ですね。

 

”チャールズ・ダーウィンの著書『人間の由来』の一節だろう。「成員の多くが高い愛着心と忠誠心、服従心、勇気、思いやりを持ち、つねに助け合い、全員のために自分を犠牲にする覚悟がある部族は、ほかの多くの部族に対して勝利を収める。これが 自然淘汰 で ある」”

愛の力が強いチームは、進化していける、と。

 

”「人を大切にするには、人に関心を持たなくてはならない」。これは私たちがビルとの会話で何度か聞いた言葉だ。何かの古い名言のようだが、そうではない。少なくともネット検索では見つからなかった。よって私たちはここに著作権を主張する——「人を大切にするには、人に関心を持たなくてはならない」!”

愛の反対は憎しみではなく、無関心である、と。

 

”彼は愛情や思いやり、気づかい、やさしさの文化をつくりあげた。仕事以外の生活を持つ、まるごとの存在として人々を心から気にかけ、熱狂的な応援団長になり、コミュニティをつくり、できるかぎり人の頼みを聞き入れ、力を貸し、創業者や起業家のために心のなかの特別な場所を空けておくことによって、その文化を生み出した。 偉大なチームを偉大たらしめているものの一つは、愛である。”

 

 

 

【挨拶】2020年謹賀新年+本ベスト10

 

2019年も、本当に沢山の出来事がありましたが、ともあれ、平和に、健康に、年を越すことが出来たことを尊く思う次第であります。

 

グレイトフルデイズ、サンクスラボは合わせて、150名を超える組織にまで拡大。経営やマネジメントにおける未知の課題に対峙し、理想とは程遠い、厳しい現実の中を、藻掻き続けた1年間でありました。

 

2019年は、沢山のチャレンジをしてきました。例えば、障がい者雇用に賛同くださる企業様対して、就労支援施設の卒業生たちを紹介し、サテライトオフィスにて支援するというラボ型事業を立ち上げました。おかげさまで、初年度にして、12社に、30名を超える卒業生を輩出することが出来ました。

 

 

また、障がい児童向けの放課後等デイサービス事業は7事業所を新設、就労支援の事業所も含めると、18事業所、500名を超える利用者さんを支援させて頂く規模感となりました。

 

他にも、BPO受託事業、オンラインクレーンゲーム事業、ゲーム事業を仕込みつつ、なかなか手がつけられていなかった組織開発にも、ようやく着手し始めました。

 

2020年は、事業開発、組織開発の両輪を回しながら、「終わりなき成長」の基盤を創るべく精進します。

 

過去、現在ともに、本当に沢山の人たちの協力、支援によって生かされているということ忘れず、僕たちらしい企業としての「型」や「文化」を創っていきます。

 

2019年は、仕事以外の大きなチャレンジとして、『アイアンマン完走』を果たしました。今から振り返ってみても、よくぞ、やり遂げたものだ、と自分を誇りに思いますw

 

 
 
 
 
 
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念願のアイアンマンに! 昨年7月、友達がポストしているのを見て、その場で登録、支払いまで済ませた、アラフォー男子の無謀な挑戦。アイアンマンへの道。23歳の時にかきあげた人生100のリストに記載されていた1つの目標を達成できました。 改めて、「無謀な挑戦」というのは、やっぱり「宣言してから始まるもの」だという学びと、「共に切磋琢磨できる仲間がいるからこそ乗り越えられるもの」と体感しました。最高でした。 世界最難関アイアンマン の一つと称されるニース大会、噂に違わず、最高にドMなコースでした。しかも、今年はヨーロッパ各地が異例の熱波に見舞われ、フランス南部では6月28日に観測史上初めて45度9分を記録という、感動的な舞台にw(あまりの猛暑っぷりに運営側が少し距離縮めるほどにwその分制限時間も短くなりましたが。) レースから1週間が経ちまして、来年もアイアンマンに出る!とは到底思えないほど厳しい日々だったと走馬灯のように色々なことが思い出されます。人によっては、タイム短縮や再チャレンジするようですが、いったん、休憩しようと思います。トライアスロンを万人に薦められるわけではないですが、何かしら挑戦したいと燻っている方は、ぜひ。何ともわかりやすく、自分に挑戦できます。タイムも出るし、制限時間があるので、やり切った感がありますね。 この挑戦を通じて、一番の教訓は、共有、共感、共鳴できる仲間と生きるって愉しいということ。ぶつけた分だけ跳ね返ってくるから、必然的に成長し合うんですよね。自分の変化と、仲間、チームの変化が、本当に気持ち良かった。 さて、凄まじいエネルギーが自分の中に渦巻いていることを感じます。早速、次のチャレンジに挑んでいきたいと思います。応援してくれた皆様、本当に有難うございました。 #コミットメント#トライアスロン #次の挑戦 オフィシャルハイライト https://youtu.be/1_W8fuOV4Fw

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6月頃、アイアンマン挑戦と前後して、12年ぶりに東京に住まいを設け、Ryozan Parkという素晴らしいコミュニティと出会えたことも、この1年の最高の出来事だったと感じています。

 

起業家、政治家、弁護士、会計士、アーティスト、クリエイター、音楽家などなど、多種多様な職種、業界で活躍している人たちが、シェアハウス、コワーキングスペースを通じて、時に濃く、時に緩い繋がりを形成して、色々な物事をシェアしています。

 

僕は、自分自身が、より良い人生を生きるために、拡張家族・拡大家族というコンセプトに注目しているのですが、ここ Ryozan Parkというコミュニティは、このコンセプトを更に磨き上げた、超最先端のコミュニティを創っているなあ、と関心しております。

 

 

 

さて、2020年は『過去に感謝し、未来に希望を持ち、今日という日を大切にする』ことを抱負とします。

 

独身男子であるがゆえか、まだまだ、人生が永遠に続くかのように生きているような気がしますが、人生の残り時間も限られてきましたので、過去、未来、現在に対するバランスを取りながら、自分の人生や、身の回りの人たちの人生に、より良い影響を与えていけるよう、試行錯誤していきたいと思います。Baton to the futureですね。

 

 

改めて、昨年に引き続き今年も宜しくお願いいたします。

 

 

では、4年目に入りました、昨年のお気に入り本ベスト10ですが、これまた、昨年も100冊ほどの書籍を乱読しながらも、全くレビューを書いておらず、年末年始に、総ざらいしていました。

 

10位,アルゴリズムの正体を見極めて生きていく。~僕らはそれに抵抗できない~

“”依存性のある体験がすべて自分の首を絞めてくるわけではない。理屈としては、依存症にさせる仕掛けをうまく活用すれば、健康的な食事をとる、定期的に運動する、老後のために貯金をする、慈善団体に寄付をする、一生懸命に勉強するといった行動を習慣づけることもできるはずだ。悪癖に ハマっている かどうかではなく、正しい行動に ハマっていない ことに着目するべき場面もあるのではないか。行動アーキテクチャの考え方は、そうした切り口からも役に立つ。悪い行動を減らす手段になるだけでなく、正しい行動を増やす手段として活用することもできるのだ。””

 

 

9位,『信頼の革命』の入り口~TRUST 世界最先端の企業はいかに〈信頼〉を攻略したか~

“”この本では、ある大胆な仮説を提起している。わたしたちは今、人類の歴史のなかで3度目の、もっとも大きな信頼の革命の入り口に立っている。過去を振り返ると、信頼には際立った区切りがある。最初はローカルな信頼。小さな地域社会の境界のなかで生き、みんながみんなを知っていた時代のことだ。次が制度への信頼。さまざまな契約や法律や企業ブランドを通して信頼が媒介され、商業が地域の境界を越えて、産業社会に必要な土台が作られた時代がそれに当たる。そして3番目が、まだはじまったばかりの分散された信頼の時代だ。””

 

 

8位,仕事をプロジェクト化する、作品化する世界~外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント~

 

こちらは、他に上げる書籍と比べると、毛並みの異なる内容ではあるのですが、近未来における社会環境の中では、とても大事なスタンスだと感じて、挙げさせてもらいました。

近い将来、世の中にある多くの仕事がロボットに取って代わられ、働かなくても十分に人生を生き抜くことが出来たとしても、仕事そのものを、作品化することや、遊び化することは、ものすごく重要なスキルになってくると感じるのです。

“”プロジェクトマネジメント型の仕事では、仕事そのものが自分の作品になります。「社会彫刻」という概念を提唱して、世の中の人はすべてアーティストであるべきだと主張したのは現代芸術家のヨーゼフ・ボイスですが、仕事という作品を通じて社会と関わりを持てるアーティストになり得るのです。””

 

 

7位,限界を突破させ続ける仕組み~MEASURE WHAT MATTERS(メジャー・ホワット・マターズ) 伝説のベンチャー投資家がGOOGLEに教えた成功手法 OKR~

大沢 武志 先生の心理学的経営と合わせて、読み進めてみると、OKRの仕組みが、人間の心を付き動かす、素晴らしいメカニズムであるということが、腹に落ちてくる。

“”2007年、傑出した経営思想家のダヴ・シードマンは名著『人として正しいことを』を発表した。その前提となるのは、組織における人々の行動、あるいは仕事の方法は文化によって決まるという考えだ。オープンソースでハイパー・コネクテッドな 今日 の世界において、企業を特徴づけるのは製品群や市場シェアではなく、その行動だ。最近会ったとき、ダヴは私にこう言った。「他者にまねされたり、コモディティ化しないのは文化だけだ」と。  ダヴの核となる主張は、競合に「行動で勝る」企業は成果でも勝る、というものだ。そのバリュー・ドリブン(価値観主導) の経営モデルを「自己統治組織」と名づけた。そこでは長年受け継がれてきた価値観が、次の四半期の投資利益率(ROI)よりも重みを持つ。自己統治組織は単に社員のやる気を引き出すのではない。 火をつける のだ。そこにあるのはルールではなく、共有された原則だ。””

 

 

6位,自律分散型組織の先駆け~心理学的経営 個をあるがままに生かす~

1993年に出版、その後入手困難な書籍として、伝説の経営書と言われていた『心理学的経営』がKindle版で。

僕は、こんな大切な考え方を知らずに、会社を経営していたのかと、自分の無知に失望し、同時に希望を持たせて貰った。知らないこと、実践できていないことが山程ある。本書にも書かれているが、積極的にアンラーニングしながら、日々是新に生きていこうと考えさせられました。

“”こう考えてくると、結局心理学的経営の目指すところは、人間をあるがままにとらえるところから出発して、人間を大事にする経営ということになろう。では人間を大事にするというのはどういうことかと考えると、つまりは、一人ひとりの人間を尊重するということ、すなわち「個性」を尊重するという考えにたどりつく。 “”

“”自らも仮面をとり、相手の仮面も剝ぎとる、あえて相手の心のなかに踏み込んでいく人間関係の深い絆を体験するには、乗り越えなければならない何かがある。そのとき、相手を傷つけることも、あるいは自分が傷つくこともあるだろう。他者への真の思いやりとは何だろうか。自己との耐えがたい葛藤を乗り越えたところに真の自己受容があるのだろうか。””

 

 

5位,仕事を通じてフロー体験を創造し成果に繋げていく ~超人の秘密 エクストリームスポーツとフロー体験~

今年は、アイアンマンにチャレンジして、フロー状態に入ることが、本当に多かったけれど、その体験から、仕事を通じフローに入る方法について、興味を持ち始められたことが、最高の収穫の1つだと思っている。

“”世界的なリーダーたちも、フローの効果を高く評価している。フォーチュン500に選ばれるような有名企業の最高経営責任者(CEO)たちは、企業理念の重要な要素としてフローを取り入れている。一方、心理学者たちの見解では以前から、「 生活 の 質」の観点からみて、日常生活でフロー状態になる機会が最も多い人々が、地球上でいちばん幸せな人とされている。””

“”刺激を求めるタイプの人がフローの道に飛び込んでしまえば、成功のために満足を先送りしなくてもよくなる――満足が成功への道になるのだ。「大好きなことをやっているんだ」とマッコンキーは語った。「それに、いつでも自分のしたいことをしていれば、幸せになれる。別の何かをしたいと思いながら毎日働いているわけじゃない。毎日、朝起きて、仕事に行くときには、わくわくする。悪くない気分だよ」””

“”つまり、そこまで苦しむことはない、ということだ。情熱と遊びがパフォーマンスを高め、可能性を広げるための入り口になるなら、もう自分自身を疑う必要はない。自分の快楽的な衝動と、自発的な喜びの瞬間を利用すれば、習熟レベルへの近道になるのだから。””

 

 

4位,身の回りの他人のために身銭を切る~身銭を切れ――「リスクを生きる」人だけが知っている人生の本質~

 

友人、知人、自分が属する共同体など、少しずつ身の回りの他人のために身銭を切れる人間になりたいと思わされました。

“”システムを分権化(もう少し丁寧にいえば局所化) するよりほかに選択肢はない。失敗の代償を背負わなくてすむ意思決定者をなるべく少なくするしかないのだ。 分権化は、ミクロな たわごと よりもマクロな たわごと を言うほうが易しいという単純な事実を背景にして起こる。 分権化は、構造上の巨大な非対称性を和らげる。 ただ、心配はいらない。私たちが分権化や責任の分散を行わなくても、分権化はひとりでに起こる。それも、痛みを伴う形で。身銭を切るという機構が備わっていないシステムは、不均衡が累積していくと、やがて吹っ飛び、分権的な形で自己修復する。””

 

 

3位,オールドパワーとニューパワーを使い分ける~NEW POWER これからの世界の「新しい力」を手に入れろ~

ここ2,3年、僕は障がい福祉業界に従事しながら、旧態依然とした慣習と向き合いつつ、本書が提唱するオールドパワーと対峙して来ました。

すでにアラフォー男子である僕は、現在10代、20代の若者達のようなネイティブなニューパワーを身に着けているわけではないと自覚していますが、それでも、どちらかと言えば、オールドパワーよりも、ニューパワーを信望していきたいと思っています。

“オールドパワーは「貨幣」のように、少数の人間が溜め込むもの。いっぽう、大勢の人間が生み出すニューパワーは「潮流」のように広がり、水や電気のようにどっと流れるときに、最大の力を発揮する。成功するムーブメントの仕掛け人たちは、虎視眈々とチャンスの瞬間を狙っており、すかさず打って出る。”

“本章で紹介したスキルを習得した人は、状況や戦略に応じて、オールドパワーとニューパワーを使い分けることができるだろう。閉鎖型と開放型、あるいは組織とムーブメントを切り替え、どんな場合にコントロールすべきか、あるいはコントロールをゆるめるべきか、しっかりとわかったはずだ。 “

 

 

2位,観察する ~21 LESSONS 21世紀の人類のための21の思考~

ここ2,3年の読書のテーマとして、テクノロジーの指数関数的な進化とともに起きうる、世界や社会の変化に対して、強い興味を持ってきたことを思い出します。

本書は、多様テーマを上げながらも、そのような遠くない未来において実現するであろうAIやアルゴリズムからの支配から逃れ得る1つの答えとして、「観察するチカラ」を大切にしようと、示唆してくれています。

拍子抜けするようなアドバイスだと感じる人もいるかもしれないが、僕にとっては目から鱗が落ちるような想いとなりました。

“あなたはアルゴリズムにつきまとう問題の数々を並べ立て、人はけっしてアルゴリズムを信頼するようにはならないと結論するかもしれない。だがそれは、民主主義の欠点をすべてあげつらって、正気の人ならそのような制度はけっして選択しないだろうと結論するようなものだ。有名な話だが、ウィンストン・チャーチルは次のように言っている。民主主義はこの世で最悪の政治制度だ──ただし、他のすべての政治制度を除けば、と。是非はともかく、人々はビッグデータアルゴリズムについても同じ結論に到達するかもしれない。多くの障害を抱えてはいるものの、それよりましな選択肢はない、と。”

“”実際には、自由意志という幻想を捨てると、深い好奇心が湧いてくる。あなたは、何であれ頭に浮かんでくる思考や欲望をしっかり自己と同一視しているかぎり、自分を知ろうという努力をあまりしなくて済む。自分が何者かはもう完全にわかっていると思う。だが、「あれ、この考えは私ではないぞ。ただの生化学的な揺れにすぎない!」といったん悟ると、自分が何者か、どんな存在か、見当さえつかないことにも気づく。これはどんな人間にとっても、これ以上ないほど胸躍る発見の旅の始まりとなりうる。””

“”私たちは、虚構と現実を見分けるのが大の苦手だ。これまでずっと、この違いを見過ごすことに、私たちの生存がかかっていた。それでもこの違いを知りたければ、苦しみが出発点となる。なぜなら、この世で最も現実味があるのが苦しみだからだ。””

“”私が気づいたうちで最も重要なのは、自分の苦しみの最も深い源泉は自分自身の心のパターンにあるということだった。何かを望み、それが実現しなかったとき、私の心は苦しみを生み出すことで反応する。苦しみは外の世界の客観的な状況ではない。それは、私自身の心によって生み出された精神的な反応だ。これを学ぶことが、さらなる苦しみを生み出すのをやめるための最初のステップとなる。””

 

 

1位,自分に子供が出来たら絶対に読ませたい~ミライの授業~

2019年8月16日、瀧本哲史さんの訃報、47歳だそうです。人生100年時代とは言うけれど、予期せぬ病や事故が起きる可能性を忘れてはなりませんね。

彼の考え方は、大多数の人にとっては受け入れ難いほどに強く辛辣で、耳が痛いことも多いのだけど、熟読してみると真理を突いているなぁと唸らされる。

自分に子供が出来たら絶対に読ませたいと思っていた「ミライの授業」は、我々現世代の財産になると思います。

””努力が報われない世界は偶然性という要素が強い世界だといえるでしょう。偶然性が高いということは真似がしにくい、すなわち再現性が低いから本物の差別化につながるのです。””

””歴史を 振り返ってみれば、いつの時代にも「未来をつくる人」がいた。 錆びだらけの古い 鉄扉 をこじ開け、あたらしい道の先頭を歩み、時代を少しだけ前に進める人がいた。  彼らを「安い人」や「ロボット」で代用することはできない。  なぜなら彼らは、ほかの人では絶対にできないこと、自分にしかできないことに取り組んで、古い世界を一新させてきたからだ。誰かが 舗装 した道路を進むのではなく、自分で道を 切り 拓き、未来を切り拓いてきたからだ。  だから きみたちも、未来をつくる人になろう。 みんなと違った道に進み、まったくあたらしい旗を 掲げて、誰も知らない明日へと 踏み出す人になろう。””

 

””いまの日本はたくさんの「馬車」があふれていることに気がつくでしょう。ほんとうは 抜本的な変化が必要なのに、みんなこれまでの延長線上にある「もっと速い馬」のことしか考えていない。「課題解決」にしか、頭が回っていない。馬車を捨てて、自動車に 切り換えるような発想ができない。世のなかにはそうした大人は大勢いますし、もしかするとみなさんの学校にも、過去の常識にとらわれた先生がいるかもしれません。””

 

 

 

P.S.
2018年2017年2016年のベスト本は、こちらからどうぞ。

自分に子供が出来たら絶対に読ませたい~ミライの授業~

 

 

2019年8月16日、瀧本哲史さんの訃報、47歳だそうです。人生100年時代とは言うけれど、予期せぬ病や事故が起きる可能性を忘れてはなりませんね。

 

彼の考え方は、大多数の人にとっては受け入れ難いほどに強く辛辣で、耳が痛いことも多いのだけど、熟読してみると真理を突いているなぁと唸らされる。

 

自分に子供が出来たら絶対に読ませたいと思っていた「ミライの授業」は、我々現世代の財産になると思います。

 

 

””努力が報われない世界は偶然性という要素が強い世界だといえるでしょう。偶然性が高いということは真似がしにくい、すなわち再現性が低いから本物の差別化につながるのです。””

 

””ロボットがものをつくり、ロボットがものを売る社会。ロボットに 監視 されながら、ロボットの命令に従って生きる社会。そしてロボットに仕事を奪われた失業者たちで、街がいっぱいになる社会。そこにあるのは、「希望」だろうか、「絶望」だろうか?  たとえ絶望であっても、目を閉じてはならない。しっかりと現実を直視しよう。   世界全体を 巻き込んだ「安い人が選ばれる時代」。   人間さえも必要としない「ロボットに仕事を奪われる時代」。  これは、いまきみたちの足元で動いている、「現在進行形の未来」なのだ。  そんな未来に、どう立ち向かえばいいのか?  残念ながら大人たちは、その答えを知らない。””

 

””ここまでの話を聞いて、「なんて不幸な時代に生まれてしまったんだ」「なんて 恐ろしい未来なんだ」と頭を抱えたくなったかもしれない。  でも、きみたちに朗報だ。   未来には、ひとつだけいいところがある。   それは、「未来は、つくることができる」という点だ。  誰が未来をつくるのか?  きみたちだ。  過去に生きる大人たちに、未来をつくる力はない。 21 世紀の第一世代として、きみたちの手で、きみたちだけの未来をつくっていくのだ。””

 

””歴史を 振り返ってみれば、いつの時代にも「未来をつくる人」がいた。 錆びだらけの古い 鉄扉 をこじ開け、あたらしい道の先頭を歩み、時代を少しだけ前に進める人がいた。  彼らを「安い人」や「ロボット」で代用することはできない。  なぜなら彼らは、ほかの人では絶対にできないこと、自分にしかできないことに取り組んで、古い世界を一新させてきたからだ。誰かが 舗装 した道路を進むのではなく、自分で道を 切り 拓き、未来を切り拓いてきたからだ。  だから きみたちも、未来をつくる人になろう。 みんなと違った道に進み、まったくあたらしい旗を 掲げて、誰も知らない明日へと 踏み出す人になろう。””

 

””日常生活のなかで、さまざまな違和感を 抱くことがあるはずです。「これってなんだ?」と不思議に思ったり、「なんかおかしくない?」と疑問を感じたりすることがあるはずです。  この「小さな違和感」 を大切にしてください。   違和感をスルーせず、自分のなかで大切に育ててください。  なぜなら、 その小さな違和感こそが、未来につながる冒険の 扉 なのです。””

 

””みなさんのご両親が中高生だったころ、また、おじいちゃんやおばあちゃんが若かったころ、疑う力は、それほど重要視されていませんでした。むしろ当時は、「なんの疑いももたず、 与えられた課題をガンガンこなす人」が求められていました。数学の問題集をたくさん解いていくような、「課題解決」 の力です。  でも、「なんの疑いももたず、与えられた課題をガンガンこなす人」は、いまやアジアやアフリカにもたくさんいます。しかも 彼らなら、日本人よりもずっと安い給料で働いてくれます。  さらに、コンピュータやロボットを使えば、人間よりもずっと速く、たくさんの課題をこなしてくれます。コンピュータやロボットには、お給料を 払う必要さえありません。こうして昔ながらの「課題解決」の仕事は、もはや日本人には回ってこなくなってしまったのです。  それでは現在、みなさんにはどんな力が求められているのか?  答えはひとつ。「課題発見」 の力です。””

 

””いまの日本はたくさんの「馬車」があふれていることに気がつくでしょう。ほんとうは 抜本的な変化が必要なのに、みんなこれまでの延長線上にある「もっと速い馬」のことしか考えていない。「課題解決」にしか、頭が回っていない。馬車を捨てて、自動車に 切り換えるような発想ができない。世のなかにはそうした大人は大勢いますし、もしかするとみなさんの学校にも、過去の常識にとらわれた先生がいるかもしれません。””

 

 

 

 

観察する ~21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考~

 

 

 

ここ2,3年の読書のテーマとして、テクノロジーの指数関数的な進化とともに起きうる、世界や社会の変化に対して、強い興味を持ってきたことを思い出す。

 

“あなたはアルゴリズムにつきまとう問題の数々を並べ立て、人はけっしてアルゴリズムを信頼するようにはならないと結論するかもしれない。だがそれは、民主主義の欠点をすべてあげつらって、正気の人ならそのような制度はけっして選択しないだろうと結論するようなものだ。有名な話だが、ウィンストン・チャーチルは次のように言っている。民主主義はこの世で最悪の政治制度だ──ただし、他のすべての政治制度を除けば、と。是非はともかく、人々はビッグデータアルゴリズムについても同じ結論に到達するかもしれない。多くの障害を抱えてはいるものの、それよりましな選択肢はない、と。”

 

本書は、多様テーマを上げながらも、そのような遠くない未来において実現するであろうAIやアルゴリズムからの支配から逃れ得る1つの答えとして、「観察するチカラ」を大切にしようと、示唆してくれている。

 

拍子抜けするようなアドバイスだと感じる人もいるかもしれないが、僕にとっては目から鱗が落ちるような想いとなりました。

 

 

“”実際には、自由意志という幻想を捨てると、深い好奇心が湧いてくる。あなたは、何であれ頭に浮かんでくる思考や欲望をしっかり自己と同一視しているかぎり、自分を知ろうという努力をあまりしなくて済む。自分が何者かはもう完全にわかっていると思う。だが、「あれ、この考えは私ではないぞ。ただの生化学的な揺れにすぎない!」といったん悟ると、自分が何者か、どんな存在か、見当さえつかないことにも気づく。これはどんな人間にとっても、これ以上ないほど胸躍る発見の旅の始まりとなりうる。””

 

“”こうした大がかりな物語はみな、私たち自身の心が生み出した虚構であるとはいえ、絶望する理由はない。現実は依然としてそこにある。人はどんな架空のドラマでも役を演じることはできないが、そもそもなぜ演じたいなどと思うのか? 人類が直面している大きな疑問は、「人生の意味は何か?」ではなく、「どうやって苦しみから逃れるか?」だ。虚構の物語をすべて捨て去ったときには、以前とは比べ物にならないほどはっきりと現実を観察することができ、自分とこの世界についての真実を本当に知ったなら、人は何があっても惨めになることはない。だがもちろん、言うは易く行なうは難し、だ。””

 

“”私たちは、虚構と現実を見分けるのが大の苦手だ。これまでずっと、この違いを見過ごすことに、私たちの生存がかかっていた。それでもこの違いを知りたければ、苦しみが出発点となる。なぜなら、この世で最も現実味があるのが苦しみだからだ。””

 

“”私が気づいたうちで最も重要なのは、自分の苦しみの最も深い源泉は自分自身の心のパターンにあるということだった。何かを望み、それが実現しなかったとき、私の心は苦しみを生み出すことで反応する。苦しみは外の世界の客観的な状況ではない。それは、私自身の心によって生み出された精神的な反応だ。これを学ぶことが、さらなる苦しみを生み出すのをやめるための最初のステップとなる。””

 

 

 

オールドパワーとニューパワーを使い分ける~NEW POWER これからの世界の「新しい力」を手に入れろ~

 

 

 

“ニューパワーのムーブメントを一過性の効果で終わらせないためには、人びとの継続的な「参加」をうながすコミュニティの育成に尽力すべきと指摘し、その具体的な方法も詳細に解説する。 これからの 10 年、 20 年にも、世界では予想のつかない変化が起こるはずだ。本書は私たち一人ひとりが当事者意識をもって、変化に取り組む方法を示している。まさに現代社会を生きるすべての人にとって 示唆 に富んだ指南書と言えるだろう。”

 

ここ2,3年、僕は障がい福祉業界に従事しながら、旧態依然とした慣習と向き合いつつ、本書が提唱するオールドパワーと対峙して来ました。

 

すでにアラフォー男子である僕は、現在10代、20代の若者達のようなネイティブなニューパワーを身に着けているわけではないと自覚していますが、それでも、どちらかと言えば、オールドパワーよりも、ニューパワーを信望していきたいと思っています。

 

“オールドパワーは「貨幣」のように、少数の人間が溜め込むもの。いっぽう、大勢の人間が生み出すニューパワーは「潮流」のように広がり、水や電気のようにどっと流れるときに、最大の力を発揮する。成功するムーブメントの仕掛け人たちは、虎視眈々とチャンスの瞬間を狙っており、すかさず打って出る。”

 

気付かないうちに、自分がオールド世代に属していて、若者の気持ちが分からなくなっているということは、自覚しなければならないのですが、オッチャンである自分を受け入れ、同時に、若者を尊敬し続けられる大人で在りたいと強く思います。

 

オープンに生きることは、簡単ではないかもしれません。行き過ぎたオープン主義は、ジョージ・オーウェルの1984のように、〈ビッグ・ブラザー〉による全体主義的近未来に繋がるとも言えるかもしれません。

 

でも、どうせ避けられない未来なら、僕は、出来る限り、オープンに、自らをさらけ出して、生きていきたいなあ、と思うようになりました。

 

ただし、現代ニッポンのように、不寛容な社会では、いつでも社会から爪弾きにされるリスクがあるんで、そんな綺麗事を言ってられないな、と。ゆえに、僕は、タレブさんが提唱する『反脆い( https://amzn.to/2YQjmOs )』生き方をしていきたいと思っています。

 

現時点では、人生で最も影響を与えてくれた書籍である『反脆弱性~不確実な世界を生き延びる唯一の考え方~』は、改めて、自分の人生のコンパスになるなあ、と感じます。

 

“本章で紹介したスキルを習得した人は、状況や戦略に応じて、オールドパワーとニューパワーを使い分けることができるだろう。閉鎖型と開放型、あるいは組織とムーブメントを切り替え、どんな場合にコントロールすべきか、あるいはコントロールをゆるめるべきか、しっかりとわかったはずだ。 “

 

“将来的に、我々の生活を一変させるような参加型のテクノロジーやアイデアが生まれるという予測は、枚挙にいとまがない。仮想現実や拡張現実、ブロックチェーン、あるいはメタバース〔コンピュータがつくりだす3次元の仮想空間〕 などさまざまで、いまあるようなプラットフォームは古臭くなるかもしれない。 いずれにせよ重要なのは、我々は自分たちの住む世界から独占的な要素を減らし、透明性を高めるための原則を死守していくべきだということだ。 “

 

””多くの人は、オールドパワーの言葉なら話すことができる——そういう世界で育ってきたからだ。いっぽうこれからの世代は、ニューパワーの言葉が母語になるかもしれない。しかし、世界を本当に変えられるのは、両方の言葉を流暢に操れる人たちなのだ。””