「BOOKS I’M READING」カテゴリーアーカイブ

そう遠くない未来を予測するために。~限界費用ゼロ社会 <モノのインターネット>と共有型経済の台頭 ~

  数多の未来予測的書籍の中でも、ここまで包括的、統合的に、確固たるコンセプトを持って道標を提示してくれた本に出会ったことがありませんでした。 IoTにより限界費用ゼロの社会が到来した時、どのような社会になっていくのかを想像するのに最適な一冊。 すぐに実現する未来ではないかもしれないけど、僕達が生きているうちに、このような方向に世の中が向かっているのは確かだろうなあ、と参考になりました。 僕達は、諸説ある数十万年人類史の中でも、類まれに見る速度で指数関数的変化を体験できる世代であることは間違いなく、その変→ 続きを読む

未来に希望を持つために~人類10万年史~

  今、最も興味のある領域に対して、非常に明快な1つの方向性を提示してくれた骨太な一冊。     想像を超える速度で進化するテクノロジーは人間を幸福にするのか? 人類の歴史を紐解けば、未来に対して悲観的であることは珍しくない。 例えば、今朝、下記のようなニュースがバズメディアに取り上げられていた。   【引用】笑い飛ばせない……AIロボットが「人類を滅亡させる」と発言     『I will destroy huma→ 続きを読む

最高にしびれるアントレプレナー、未来を創る男、イーロン・マスク

2016年現在、 地球上で最も成功しているアントレプレナーの一人、 今後、数十年にわたって、 とてつもない成功を生み出し続けるであろう傑物、 イーロン・マスク。 今更ながら、 噂の書籍に触れ、 皆さんが口々にコメントしていた理由が分かった。 なんというか、 自分って、本当に小さいなあ、ということと、 こんな人間が、この世の中に存在するんだなあ、ということを、 感じざる負えない。 同じ時代に、 同じ地球という星の元、 こんなにも、どデカいことを成し遂げている人間がいるのか、 と、なんとも言えない興奮→ 続きを読む

IT✕福祉が切り拓く新たな可能性を目指して~『福祉を変える経営、小倉 昌男』を読んで。~

  本書著者である、 ヤマト運輸創業者、小倉 昌男さんは、 退任後、ヤマト福祉財団を設立、 福祉業界に大きな貢献を果たした傑物でもある。   「福祉を変える経営」では、 日本の福祉業界、障がい者の労働環境に、 大きな問いを投げ、 障がい者の労働は、 特別な仕事ではなく、 障がいを持つ人達を健常者同様に扱い、 福祉事業者側も、経営者として、商売人として、 市場経済の中で、価値ある活動を行い、 利益を生み出すべきと、語って下さっている。     僕達→ 続きを読む

潜在意識を使う習慣を身につけられているか

昨年末くらいだったろうか、Kindleセレクト25から選出。 自分の物の見方を、自分が考えている以上に、抜本的に変える必要があると感じていた時期に、手にとった一冊。 いかに自分の視点、視野、視座が固定されているのか、ということを、自分に言い聞かせて言い聞かせすぎることは無い、という気がして、多読を再開しようしたのも、この時期。 類書は、山ほどあっても、言葉の使い方、活用方法、自分のコンディション次第でも、受け止め方が変わるなあ、と実感。 例えば、スティーブ・ジョブズの有名なこの習慣も、→ 続きを読む