【挨拶】謹賀新年+2017年の本ベスト10


2018年、あけましておめでとうございます!

この年末年始は、2007年、今の会社に参画して以来、10年ぶりに、日本で年越しを迎えました。年末は、実家の大掃除を手伝い、生まれたばかりの頃から、実家を出る大学卒業時までの写真や手記を見て、自分の半生を振り返っておりました。

昨年は、様々な契機があったため、今まで以上に、死を意識し続けた時間を過ごし、改めて一度きりの人生、悔いの無いように生きたいと考えながら、仕込み続けた種が、芽を出し始めた一年となりました。知人、友人、社員、同僚、心の底から「おかげさま」と思える出来事が沢山ありました。

友達の誘いなくして挑戦できませんでしたw
おかげさまで、人生2度目のトライアスロン。

 

#triatlon

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MOOCs(Massive Open Online Courses)にチャレンジ。2016年までは英語そのものを勉強することで必死でしたが、2017年は「英語で学ぶ」に切り替えられました。

ウォルトン大学のゲーミフィケーション講座や、イリノイ大学のデジタルマーケティング講座、を受講。

人生初のサソリ食いw

 

Now. #scorpion #サソリデビュー

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※その他、芋虫の生き食いとか、ハリネズミの焼き肉とか、意外は意外、めちゃくちゃ珍味で、世の中、まだまだ知らないものだらけだと感動しました。

そして、この秋頃より、10年ぶりに、日本は福岡をメイン拠点にし始めました。2018年は、しばらくの間、こちらを拠点に、色々と仕込んでいく予定です。

さて、2018年の抱負としましては、
『夢と算盤を手に、Gの世界とLの世界を、エンタメ化しながら生きる』
一年にしたいと考えています。昨今、歴史的転換点(第4次産業革命、評判経済、超高齢化社会など)が、同時多発的に勃興する中、傍観者としてではなく当事者として、その変節点の内側から、公共性の高い志を抱きながらも、投資家視点を持ち、面白おかしく行動していきたいと思っております。

経営共創基盤CEO 冨山和彦さんが提唱するGの世界とLの世界。グローバル経済圏とローカル経済圏を意識的に区分けし、全く別物と捉えつつも、僕は、この両方の世界でチャレンジしていきたいです。異なる経済圏にありながらも、活かし合える、相乗効果を生み出し合えるような、課題解決し得るアプローチを模索していきたいと思っています。

グローバルに起こっている、指数関数的な変化を続けるテクノロジーをキャッチアップして、それらを活かす機会を探り続けていくこと、例えば、量子コンピュータ、人工知能などによるシンギュラリティ的な社会を見越し、より生身感のある、人間らしいプロダクトやサービスを創ること没頭したいと考えています。

加えて、ソーシャルメディアを源流とする評価経済、ブロックチェーンからのトークンエコノミーによるポスト資本主義、非中央集権の加速化する波に乗って、個々人の選択の幅を広げ、個人のエンパワーメントに貢献していくことにも、とても興味があります。

かたやローカルで起こっていることに目を向けると、都市化および地方の空洞化が進み、また人類史でも稀に見る超高齢化社会を迎えている中、例えば、日本政府が推進する地方創生を御旗に、老若男女、互いの幸福度向上に、貢献し合える生態系を創っていきたいと考えています。急増する高齢者が、会社を退職した後にも、家と会社以外のコミュニティを持ち、何らかの生きがいを持ってもらうことで孤独を無くし、健康寿命を伸ばしていけたらおもしろいですね。

そして、最後に、自分の人生を、自分自身が、おもいっきり楽しみたいという当たり前の大前提を、発信しながら生きていきたいと考えるに至りました。他人様のため、社会のため、というような「志」は、時に、厚かましく、しらけムードを創りがちですが、そもそも論、自分が楽しいからやっているだけ、ようするに、自分が満足するために、やりたいことをやっているだけ、ということです。

自分の人生を振り返ると、中高時代に、漫才やコントに目覚め、人に笑って頂くことで、自分が何より興奮していたんですね。原理は変わらないな、と。他人様に喜んで頂けることに夢中になっていることが、何より最高に楽しいという、自分事なんです。はい、というわけで、現代ニッポンは、なんとも堅苦しい空気が漂っておりまして、出る杭は打たれがちでございますが、臆さず、ユーモラスに、チャレンジし続けていきたいと思います。

以上、長くなりましたが、我が国、ニッポンにおきましては、30年続いた平成時代の幕が閉じるという記念すべき年となります。改めて、傍観者としてではなく、自分のため、自分たちのために、当事者意識をもって、激動の時代を過ごしていきます。2018年、皆様にとって、昨日より今日、今日より明日、公私物心ともに豊かな日々を送れますよう、お祈り申し上げます。

昨年に引き続き今年もよろしくお願いいたします。

では、2017年のお気に入り本ベスト10です!

10位、大いなる革命の時期を目覚めて生きること~ロボットの脅威--人の仕事がなくなる日~

この手の書籍は、往々にして、悲観論と楽観論、両方をバランスさせながら、最終的には、「希望を創るのは私たちです」みたいな終わり方をすることが多い。本書も、その1つなのだが、それにしても、世間とか社会みたいな広い範囲で物事を受け止めてみると、この人類史上経験のない速度で変化する時代の狭間で、もがき苦しむ人たちの方が圧倒的に多いのではないだろうかと、考えさせられてしまう。

9位、自ら運命を切り拓くために。~ザ・セカンド・マシン・エイジ~

” セカンド・マシン・エイジには、何をほんとうに欲するのか、何に価値を置くかについて、個人としても社会としても深く考えることが求められる。私たちの世代は、世界を大きく変える可能性を受け継いだ。熟考と配慮の末に選択を行うなら、未来は希望を持てるものになるだろう。運命を決めるのはテクノロジーではない、私たちだ。 ”

8位、時代の中で自分らしく生きる~超AI時代の生存戦略~

””全世界の他のすべての人と比べて「自分らしい」というのと、あるコミュニティの中で「自分らしい」というのを比べると、後者のほうはすぐに実現可能だから、人はコミュニティに逃げ込みやすい。一度枠でくくってしまえば、おのずと特徴が出てくるからだ。つまり、何者かになろうとすることが善であるような考え方に支えられた人間性を持ち続ける必要はない。””

7位、激動の時代だからこそ、多動性は腹の括り方で大きなチカラになる。~多動力、堀江貴文~

”AIやロボットが人間の仕事を代替するようになったときこそ、「一番最初に手を挙げるバカ」の存在は輝きを増す。アルゴリズムや常識からかけ離れたクレイジーな発想から、爆発的におもしろい仕事が始まる。 「あいつはいつも一番に手を挙げる」と呆れられるほどのバカになろう。”

6位、意識的に激し過ぎる波に乗って流されてみる。~デジタル・ゴールド--ビットコイン、その知られざる物語~

あらゆる分野に精通し続けることは難しいかもしれないが、意識的に、この激しい潮流に、乗ってみて、流されてみて、と、自分の経験値にしていきたい。非脆弱性を育て上げていくことを楽しんでいこう

5位、テクノロジーは人類をより幸せに出来る~ウェルビーイングの設計論 ―人がよりよく生きるための情報技術~

”今日のテクノロジー・デザインにおいて、あらゆるタイプの内発的・外発的動機づけが最も明確な形で実装されているものはゲームであり、ゲームの構造をゲームでない場面に応用すること、つまり、「ゲーム化(gamification)」が行われている。情報技術や研究に関する顧問会社であるガートナーは、「2014年までに50%以上の組織が、イノベーションの過程をゲーム化しているだろう」との見解を発表した。ゲーム化は、内発的動機づけを損なうこともあるだろうが、それと同時に、本来はつまらない課題に「楽しみ」の動機づけを加える効果的な方法として、多くの用途で使用される可能性がある。また、能力の成長を教えてくれるフィードバックとしても機能するかもしれない。”

4位、報酬体系の多様化とポスト資本主義~お金2.0 新しい経済のルールと生き方~

”ネットが十分に普及した世界では、「どれが一番正しいのか?」という考え方ではなく「どれも正しい、人によって正解は違う」という考え方が徐々に受け入れられても良いはずです。1つに統一しなければいけないというのは、レイヤー化された世界が技術的にありえなかった過去の時代の考えです。  つまり、私たちがどんな職業につき、誰と結婚して、どんな宗教を信じ、どんな政治思想を持つのも個人の自由であるのと同様に、何に価値を感じて、どんな資産を蓄え、どんな経済システムの中で生きていくのかも自分で選んで自分で決められるようになっていく。私たちはその過程にあります。  そこでは優劣を決めようとしたり自分の基準を他人に押し付ける必要は全くなく、ただ個人が自分に最も適した経済を選んでいくという「選択」があるだけです。”

3位、未来は変えられる。運命なんてものはない。自ら作り上げるものだ。~AI時代の勝者と敗者~

「人間らしさ」を追求するだけでなく「機械らしさ」を学び、実際に協力方法を模索し、実践していくことで、次の2~3年後には、「ああ、あの当時(2~3年前)、あのような決意をし、学び続け、行動し続けられたおかげで、いくつも仕込み、いくつもの果実を手に入れることが出来ている」そのように発言できるようありたい。

2位、理想と現実の狭間~AI革命前夜と経営者の視座~

”” しょせん当たらない予測に時間とカネを使うことよりも、予測不可能なイノベーションがもたらす変化に迅速かつ鮮烈に対応できる組織能力、経営能力、すなわちWhen、How、Whoに関わるもっと根源的な戦闘能力を高めておくことのほうが、革命期においては重要な意味を持つ。あなたの企業、そしてあなた自身は、十分な戦闘能力を備えているのか。””

1位、未知に対応するチカラ、反脆弱性という気質。

圧倒的ナンバーワン書籍でした。人生観を揺すぶられた本に出会えて最高です。

『物事を理解してから行動しようと考えていては、いつまでたっても何も成し遂げることが出来ない。考えるよりも行動する方が得意だと自負するためにも、この反脆弱性という性質、気質を身に着けていきたい!』

※2016年のベスト本はこちらから。