【振り返り】2023年第1Q振り返り+本ベスト5


月並みですが、あっという間に2023年も第1クオーター終了。2023年度スタートしました。一般的に、歳を重ねるごと、時間が早く感じ易くなるとのことですが、未知の経験をすると、その限りでもないとのこと。(※4月初めに書き始め結局投稿は4月後半に。)

何でもかんでも未知の体験をすれば幸せかというと、そういうわけでもないとは思いますが、油断すると、コンフォートゾーンから脱しにくくなる、お年頃でもありますので、40代、暫くの間、個人の人生にメリハリを付けやすい環境を作ろうと、年次で行っていた振り返りを、四半期ごとにやってみようと決意しました。

2023年、通年のテーマは、『ボンバイエ!』、その心は、「元氣溌剌、恥をかくほど馬鹿になって、道を創っていく」でありました。「ボンバイエ」とは、コンゴのリンガラ語で「奴をやっちまえ!」という意味合いらしく、自分的解釈として「上っ面の恐れ≒奴」を退治して、恥ずかしげもなく夢みたいな大言壮語を掲げ、チャレンジを続けていく、そういう1年としたいと考えました。

さて、この四半期を振り返ってみると、ボンバイエ!を掲げたおかげもあって、久方ぶり(コロナ前ぶり)に、トライアスロンと、トレイルランの大会に、ポチリしたのが、大きかったですね。長い間、チャレンジしていなかったから、色々な言い訳が脳裏浮かんできて、別に今じゃなくて良いや、って思っていたのですが、いざポチってしまうと、やっぱり、ちゃんと体を動かし始めるんですよね。結果的に、普段のパフォーマンスも上がってくる。まさに、元気溌溂な時間が増えてきたと思います。

自分の理想イメージ、強いWant toの源泉に触れていると、そのエネルギーに、そのコミットメントに、必然的にも、偶発的にも、自分が引っ張られていく感覚。まるで、鉄車が、グルングルンと回り出しているような。

加えて、フィジカル面だけでなく、2023年、早々に、素晴らしい決断だったなと、良い意味でドキドキ、ワクワク、ヒリヒリしているのが、「AIを経営に活かす」という決断。

にわかに学習したところで、あまりに門外漢で、専門家の方々に失礼というか、そんなに甘いわけないよな、というよく分からないセルフトークが、自分の中に存在していたんですね。そういう自己弁護的な、自己免責的な部分に、しっかり向き合うことが出来て、今や、どんなにダサくても良いから、AIのプロフェッショナルと自他ともに認知できるところまで学び使い倒そうと行動し始めています。

せっかく戦士として30~40レベルくらいまで経験値積んで、そこそこの敵を難なく倒せるようになってきた、というタイミングで、レベル1からやり直し魔法使いとして、自分のキャリアをやり直そう、と決意したくらいの意気込みです(実際には、ドラゴンクエストと違って、戦士の能力が減るわけではない、この世界や、この立場で、挑戦しない理由がなさそうなもので、大げさではありますけれど)

まあ、そんなこんなのゲシュタルトが自分の中に存在しているおかげで、常日頃のアンテナの張り方、言動や行動が、まるで違うんですよね。早速、年始早々に、こんな情報を発見し、即ポチリ。面白いもので、アンテナに引っかかって来るくる。もう大ラッキーでした。日本最先端AI研究室、東大の松尾研が運営している、AI経営寄付講座に申し込み、先日、受講修了。

そしてそして、更に、トンデモなく幸運なことに、ChatGPT4が登場、Generative AIを使ったサービスが、とてつもないスピードで世の中に溢れ出てきている、このタイミング。あの松尾豊先生も、こんなタイミングで、この講座をライブで出来ていることは極めて貴重な機会というようなことを仰っておられる。更に、いわゆるAI専門家中の専門家でさえ、これから、世の中が、どうなるかは、はっきり言って分からない、とまで断言されておられる。そんな革命的な激流の中に、恐れることなく、躊躇うことなく、飛び込み悪あがきしてみたいと、好奇心が激しく湧き上がります。

ああ、この感覚こそ、元気溌溂だなあ、と。

もう毎日が、ボンバイエ!だなあ、と。

あれやりたい、これやりたい、という欲求が溢れ出てきて、その欲求によって行動して、未知の情報と出会って、またその出会いによって欲求が溢れ出てくる。こんなに愉しいことはないですよね。

ただ学び満足するではなく、成し遂げたいことが、理想イメージが、学び動きながら、そのイメージが、どんどん立体的になっていく。

実は、無邪気に没頭している傍らで、ふと冷静になってしまう時もあります。もっと「なすべきこと」のみにフォーカスした方が良いんじゃないかと、考えることもあるんですね。

しかし、そういうバイアスに囚われることなく、小さくまとまることのないように、やりたいことと、すべきことを、しっかり擦り付けていこうと。とことん馬鹿になって、恥をかいてかいて、心を裸にして本当の自分と出会って、本当の自分も笑ってしまうくらいに馬鹿になってみる。それでも、この道を行けば、この道であれば、怖がる必要はない、危ぶむ必要はない、踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。ああ、ボンバイエですね。

さあ、2023年新年度、4,5,6月も、色々な思い出を創っていきます。

愉しみ!ボンバイエ

雲井俊太郎

以下、恒例の年次ごと本ベスト10を、四半期ベスト5として紹介してみます。引き続き、色々な本たちと出会っていきます。

5位:戦略を、実行できる組織、できない組織。~組織の存続のために必要な「最重要目標にフォーカスする」~

最重要目標にフォーカスすることで、チームのエネルギーを最も重要な目標に集中させることができる。やることを増やせば増やすほど成果は上がらない。頭の切れるリーダーであっても、良いアイデアがあれば手を出したくなるものである。しかし、良いアイデアはいつでもたくさんあるため、最初に最重要目標を絞り込むことが必要である。フォーカスは自然の原理であり、一本一本の太陽光線に火を起こすエネルギーはない。しかし虫眼鏡で一点に集めれば、ものの数秒で紙を燃やしてしまう。同様に、チームのエネルギーを最も重要な目標にフォーカスさせることで、達成することができる。

4位:ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣~幸福は追求できないものであり、結果として起こるのみだ、と語っ た。願望は追究できる。そして、喜びが行動の結果として起こる。~

””幸福とは要するに、願望がない状態である。 きっかけを見ても、自分の状態を変えたいと思わないなら、今の状態に満足しているということだ。幸福とは喜び(楽しみや満足)の達成ではなく、願望がないことである。それは、ちがうふうに感じたいという衝動がまったくないときに訪れる。幸福とは、自分の状況をもう変えたくないときに感じる状態のことだ。 でも、幸福はいつしか消え去る。新しい願望がつねに現れるからだ。キャド・バドリスが言うように「幸福とは、ひとつの願望が満たされたときから、新しい願望が生まれるまでの期間である」。同じように、苦しみとは、状況を変えたいと望むときから、それを得るまでの期間だ。 わたしたちが追い求めているのは喜びという 考え である。 わたしたちは心のなかで作り出した喜びのイメージを求めている。行動するときは、そのイメージを得たらどうなるのかわからない(満足できるのかさえわからない)。満足感はあとからやってくる。オーストリアの神経科医ビクトール・フランクルはこれについて、幸福は追求できないものであり、結果として起こるのみだ、と語っ た。願望は追究できる。そして、喜びが行動の結果として起こる。””

3位:THE HEART OF BUSINESS(ハート・オブ・ビジネス)――「人とパーパス」を本気で大切にする新時代のリーダーシップ

仕事とは「人間らしく生きるのに欠かせないもの」「自分の生きる意味を探すための鍵」「人生に充実感を見いだす手段」だと考えることが大切。人生とは快楽や権力を追い求める旅ではなく、意味の探求だということも重要。人間が意味を見つけられる場所は仕事、愛、勇気のなかにあるとされている。仕事を通して意味のあることを為すという行為には、他者への思いやりや逆境を乗り越えることなども含まれている。

2位:『CURIOUS: THE DESIRE TO KNOW AND WHY YOUR FUTURE DEPENDS ON IT~あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力~』

””好奇心を維持できる人が成果を手にする時代 現在、労働市場は世界的に拡大し、かつては人間にしかできなかった仕事を高度な機械がこなすようになっており、仕事の獲得競争は熾烈さを増している。一方では、インターネットはかつて教育を受けられなかった人々にまで学習の機会を広げている。これはつまり、好奇心旺盛な人々はその報酬を受け、そうでない人々はその罰を受ける傾向が強まることを意味する。好奇心こそが新しいことを学ぶ最大の原動力だから~””

1位:『THE ART OF FINDING DESIRE: MONEY, LOVE, AND CAREER BY LUKE BURGESS~欲望の見つけ方~』

””濃い欲望とは、表面からは見えない奥深く、地球の中心に近いところでつくられるダイヤモンドのようなものだ。それは人生において変化しつづける環境に影響されない。一方、薄い欲望はきわめて模倣的で伝染しやすく、たいてい底が浅い。 欲望は年齢を重ねるにつれて濃くなっていくと言えればいいが、必ずしもそうとはかぎらない。少なくとも意図的に努力しなければそうはならない。自分の欲望が薄いことに気づくのが遅すぎたという高齢者はめずらしくない。たとえば、何十年も引退を楽しみにしてきて、いざ引退してみたら満たされなかったという人だ。引退したいという望み(ちなみに第二次世界大戦前は一般的ではなかった)は薄い欲望であり、理想的な状況のなかでこれをしたい、これはしたくないという模倣的に得た考えでいっぱいだからだ。一方で、家族と過ごす時間を増やしたいというのは濃い欲望だ。そう言えるのは、今日から欲望を満たすことができ、引退するまでそれを続けられるからだ。それは長い年月をかけて複利のように成長する。””

P.S.

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